第7話 異世界の刺客と、ボツ設定の逆襲
窓を突き破って現れたのは、真白と同じ銀髪を持つ、冷徹な瞳の美少女だった。
「マシロ・L・エリュシオン。聖遺物を盗み、下等な異世界の住人とまぐわっている罪、万死に値するわ」
「ちょっと待って! まぐわってないわよ、まだ予行演習中よ! あとこれ、アヒルくん2号だから!」
マシロが俺の後ろに隠れながら叫ぶ。
「問答無用……!」
刺客が剣を振り下ろそうとした瞬間、俺は必死にノートPCを叩いた。
『──刺客が振り下ろした剣は、なぜか巨大な「ネギ」に変化した!』
ポフッ!
刺客が手にしていたのは、瑞々しい泥付きの長ネギだった。
「よし、今のうちだ! 琥珀先輩!」
「任せなさい! 琥珀流・十六夜連脚……!」
琥珀の鋭い蹴りが、困惑する刺客の腹部に炸裂する。
「ぐっ……な、何なのよこの世界は!」
「ふん、これが『打ち切り作家』の力よ!」
マシロが勝ち誇る。俺は冷や汗を流しながらも、「これ、書く内容次第で勝てるぞ……」と確信した。
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