第3話 『ミサイルさん』 その3


 『物質崩壊爆弾⁉️』


 テレビの人たちは、びっくりさ、しました。


 『なんですか。そーれは?』


 『はい。物質を、原子核のレベルにまで分解します。半径50キロ、深さ300メートル、高さ800メートルまでの人工物質すべてが、さっぱりと、なくなります。』


 『それは、どういう理屈ですか。』


 『理屈は知りません。はははははは。物質の固まる力を無くしてしまうらしいです。』


 『どこに、照準が合わせてあるんですか。』


 『どこにでも、行けます。宇宙までも、OKです。だから、小さな隕石なら破壊できます。』


 『スピードは?』


 『そりゃもう、早いですよ。なんせ、初速から光速の5パーセントで、飛べますから。秒速15000キロです。地球の極半径は、6356キロちょっと。目にも留まらぬ早業です。』


 『うそでしょう。』


 テレビの人の中の女性が言いました。


 『よかったら、やってお見せしましょうか? ここで、爆発しましょうか。あ、それは、良くないですね。ニホンに落としてきましょうか。ぼくは、弾頭をいくつか放り投げたら、帰ってきます。』


 『ざわざわざわ。あの、実際に、実験はしたのですか。』


 『もちろんです。太陽系の最果て、オールトの雲付近で、実験しましたあ。映像もあります。見たいですか。』


 『みたい、みたい!』



 そこまで来たところで、さすがの王様も、あわてて、介入したのです。


 『きみきみ、ちょっと公開しすぎです。』


 『そうですかあ。王女さまの許可は出ていますよ。』


 『え? ほんと?』


 『はいー。ミサイルの情報は、出さなきゃ意味ないと、おっしゃいまして。はい。』


 『ひどいなあ。王女さまは、いじわるだもんなあ。じゃ、いっぺん、やってみっかあ。目標は、王女さまとこ。』


 『わあ。ほんと、やりますか?』


 テレビの人たちは、騒然となりました。



 そこで、お妃さまが、言いました。


 『はい、ぜんぶ、リセット。友好に差し障りますよ。まったく、みんな、反省しなさい。晩御飯、なし。』



 『はい。すべて、リセット、全方位、全弾頭、発射してきます。』




    どでー〰️〰️〰️〰️〰️❗ 🚀





 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


          おしまい

 




 

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『ユッターリ王国物語』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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