第11話 鉄腕エースと小柄な二塁手

 大学のリーグ初戦、マウンドには、一年生の山岸が、上がっていた。

 流石は山岸だ。甲子園を沸かせた選手のことはある。

 黄色い声援が鳴りやまない。

 最速159㎞を記録した速球が冴えわたる。

 加えて、フォークやスライダーに、カーブとシュート。多彩な球種で、相手打者を打ち取る様は、圧巻だった。

 そして、一ノ瀬も活躍していた。

 一番・二塁手として、5打数3安打4盗塁だった。

 シングルヒット2本放ち、いずれも、二塁盗塁→三塁盗塁を2回づつ決めた。

 そして、三塁打を決めて、チームの勝利に貢献した。

 とんでもない1年生だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る