第125話 11月5日 土曜日12
現在俺の頭の中では過去のことが思い出されていた。
それは少し前に講義室で九条さんと会ったときに居た九条さんのお友達。あれからちょくちょく講義室で会うと声かけてくるんだよな。ちなみにこちらも俺は名前を知らない人達なのだが――って、こっちはガチで自己紹介してないからな。向こうは俺の名前を知っていそうだが――俺は知らない。
多分いつも――九条さんと話していた男子。という感じで軽く話しかけられるのだが――などと俺は九条さんと話しつつそんなことを思い出していると。
「後ろにいるよ?」
「はい?」
九条さんに言われて俺は真後ろをふり返ると――。
「クミクミが彼氏と楽しんでますね奥さん」
「だねだね」
「写真撮った?」
「OK。連写した。なかなかいい表情してたよ」
「あとで共有」
「OK」
「ってか、ここは遠くから見ておくべき?何かこの後面白そうなこと起こりそう?」
「いや、ここは――乗り込んでいいんじゃないですかね?」
「「「それでいこう」」」
約3メートルくらい後ろ。女性集団がに屋に居やこちらを見ながら話していた。ってスマホ向けるな。勝手に写真を撮るな。あと勝手なことで盛り上がるな――と、直接は言えなかったので、心の中で言っておいた――無意味だろうが。
「……いつもあんな感じ?お友達は?」
「だねー。まあ慣れたら無視すればいいよ。気にしなければOK」
いやいや、九条さんよ。なかなか勝手なことを言われているがいいのだろうか?ちなみに九条さん普通に美人というか――人気ありそうなのにそんな噂あっていいの?だったが――マジで九条さん気にしていない様子。勝手に言わせているといった感じだ。
「っか――巻き込まれる俺」
そうそうこれはデジャヴでいいよな?現状また九条さんのお友達がいたととりあえず説明しておこう。というか寄ってきたぞ。ちなみに九条さんのお友達飲み物やフランクフルト持っている。って――今からお昼なのかな?
「クミクミ先に行くとか言ってたけど、お目当ての彼氏がいたからか」
近寄ってきた女性陣が席に座っていく。あっという間にテーブルがにぎやかな女子会に――と言っておくか。俺――いらないよな?でも――動けん。
「違うって言ってるけど――まあ無駄か。たまたまこっちが早く買えただけなのにねー楠君あとよろしく」
「いやいや、九条さん説明放棄しないで。普通に食べてないで説明」
「彼氏君でいいんだよね?」
「違います。って今週何回か言った気がするんだが――」
「ついにクミクミにスクープでしょ」
「これは間違いない」
「2人で口裏合わせ?」
「どこまで進んだの?」
俺の周りが一気に騒がしくなる。ちなみに九条さんたこ焼き食ってる。「あっついあっつい」など言いながらおいしそうに食べている。って、いやいや説明して。などと俺があ思っていると。
「――先輩何してるんですか?」
新たな声。胡乃葉の声が後ろから聞こえてきたのだった。
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