第113話 11月4日 金曜日7

 ドーナツ購入からの電車の待ち時間で食べてからのことというと。


「先輩に無理矢理ドーナツをこんな時間に食べさせられましたー」

 

 とかいう無茶苦茶なことを言われつつ電車に乗りしばし歩きながら話して――今はもう胡乃葉の家の前だ。


 ちなみに歩いている間もドーナツを食べさせたことなどの文句を胡乃葉に言われた。いやいや、無理矢理食わしてないからな?勝手に食べたよな?っか、俺は見たぞ?最後幸せそうに頬張ってたところをな。とかとか話していたのだが――。


「なっ、先輩見てたんですか――食べてるところ」


 と、先ほどからはなんか胡乃葉が照れていた。ってか、食べている所って今までも見ていた気がするが――なので。


「普通にハムスター。リスだった」

「もう!」


 再度感想を言ったのだが――なぜか背中を叩かれたのだった。地味にいい攻撃力――じゃなくて、今だ今。


 とまあちょっと元気に胡乃葉の家までやって来たというところだ。


「あっ、えっと――じゃあ明日は10時くらいには大学行くと思いますので――よろしくお願いします。先輩」

「了解。のんびり待ってるよ」


 俺たちは明日も会うので明日の確認をしてから――って、最近胡乃葉といる時間長いな。などとちょっと思いつつ――いや、別に嫌とかは全くないんだがね。ただふと思ってね。って、明日もあるし帰らないとな。

 とりあえず話も終わったし。俺は家に――と、足を動かそうとした。すると。


「はい。そ、その――えっと――」


 何か胡乃葉は話したいことがあったのか。ちょっともごもごと――。


「どうした?他に何かあったか?」

「あっ、いや――なんかあっという間だったと言いますか」

「うん?」

「いえ――時間も時間ですし――はい。先輩。また明日です」

「うん?まあ、いいか。じゃ明日な」

「はい。楽しみにしてます」

「ちなみに再度になるが。俺に大学祭の事聞くなよ?マジで去年知らないからな」

「大丈夫ですよ。むしろ教えてあげます」

「――それはそれで謎」


 なんで去年いなかった胡乃葉に教えてもらうという展開になるのか。いや、でもなんかそんな未来予想図ができるというか――ありそうだ。

 いや、何度でも言うが俺マジで興味なかったというか。旺駆里ならそりゃめっちゃ知っている。去年の事も完璧に――いや、あいつはあいつでいろいろやりすぎていて――忘れているとかあるか?って、なんで今旺駆里のことを考えないといけないんだよ。忘れよう忘れよう。


「先輩?どうしたんですか?」

「いや、無駄なことが頭の中に攻めてきた」

「はい?うーん。とりあえず、先輩、明日です」

「ああ」

「気を付けてくださいね」

「すぐ着くよ」


 それから俺は1人で家へと歩き出した。ちなみに――ほんと近いんだよ。ちょっと考えながら歩いていたら家に着いた俺だったとさ。

 ちなみに何を考えていたかって?いや、ふと今日のことを思い出していたらさ。そういえばなんで東山さんが俺を――というのと。先ほどふと出てきた旺駆里だよ。明日――旺駆里と会わないようにしないとなー。とね。いや、いろいろ考えることが――って、最近忙しすぎじゃないか?俺。

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