第109話 11月4日 金曜日3
胡乃葉と合流したのは15時過ぎだった。このままドーナツ屋に向かうと――いつもより少し早い到着となる。もちろんそれでも俺はいいと思っていた。だって――身体がドーナツを求めていたから。でも、今は胡乃葉と一緒。果たしてそれでいいのだろうか?などと少し考えつつ。胡乃葉と話しながらとりあえず駅へと向かっていると。
「あの、先輩。ドーナツ食べに行く前に――ちょっと買い物とかいかがですか――ね?」
「買い物?」
「はい。えっと――時間も早いですし――その何を買うとかないんですけど――せっかくだからぶらぶらも……と、どうですか?」
今からドーナツ屋に籠れば数時間コースもしかしたらいつもの2倍くらいの滞在時間になるかもしれない。その場合お姉様にいろいろ捕まる可能性というのも俺は考えていた。そりゃ長ければ、お姉様が絡んでくる可能性は高くなるからな。暇あれば絡んできそうだし。なので胡乃葉の考えはありと言えばありだった。いつも通りくらいの時間に行く。それが特に変な詮索もなく。捕まる時間もいつもと同じくらい――ありだな。
「だな。早くからだと学生とかいてざわざわしているかもだし。ちょっとどこか寄ってくか」
「はい!」
俺が返事をすると元気な声が聞こえてきたので隣を見ると――ニコニコの胡乃葉が居た。どうやら何か買いたいものでもあったのだろうか?とりあえずこの選択は間違いではなかったらしい。
「じゃ先輩。近鉄で――一気に名古屋まで行きますか?」
「任せる」
「じゃ行っちゃいましょう」
ご機嫌になった胡乃葉に付いて行く俺。駅まで行くとちょうど普通電車が来たので、その普通電車に乗り。俺たちはゆっくり話しながら名古屋に向かった。いや、時間が早いからな。本当は途中で急行電車に乗り換えることもできたが。座れていたし。このままでいいかということで、胡乃葉と話しながら名古屋まで移動した。
ちなみに移動中の話は、この前俺が参加できなかった胡乃葉、東山さんの食事の話だったな。とりあえず――楽しそうなのでなによりとしておこう。
ちなみにその話をしている時。なんか胡乃葉が言いたそうに何回かしていた。大学の話になると――だったが。結局何か言うことはなく。名古屋に到着したため俺たちはぶらぶら買い物タイムとなった。
「あっ、先輩。次はこっち見たいです」
「あー、ここにも寄っていいですか?」
「美味しそう……」
これは余談になるかもしれないが。ぶらぶらしだすと、胡乃葉はテンション高め。楽しそうにいろいろなお店に突撃していた。俺――子守でもしているのかな?でも楽しそうにしていたからな。何も言わず荷物持ち頑張るよ。
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