第104話 10月31日 月曜日5
「で、正しい情報は?東山さんと居た子は?」
九条さんが再度俺に聞いてくる。ちなみに気持ち。気持ち近くに顔が来た気がする。そんなに俺のこと聞いて何がしたいのか――あっ、もしかして旺駆里に流す。って、それは九条さんの感じからないか。旺駆里と関わっているが――そこまで踏み込んでいる感じはないもんな。むしろ上手に使っているだけだし。
「正しい情報というか――単に後輩とぶらぶらしていただけというか」
「ふむふむ。で、もう1人のかわいい子の方が楠君の彼女?いやー、楠君もなかなか」
「だから違います。確かに今九条さんが言っているであろう。もう1人とは一緒に来ましたが。って、あっているのだろうか?」
「かわいい子だったよ?」
「かわいい子だけじゃねー」
「でもまあ、楠君がハーレムしていたと」
「違います」
これ――確定していないんだが。胡乃葉でいいよな?東山さんと一緒に居たというのは?違ったらややこしくなる?いやでも、今は昨日のことをそのまま話した方が楽か。そしてもし違っても、その時こそ、ちゃんと胡乃葉を登場させれば。だからな。東山さんと一緒にいることが多いと思っていたから、勝手に胡乃葉と思っていた。そうだ。朝でぼーっとして頭の回転が悪かったとか。いろいろ言えるからな。よし。今は正しい情報を。ってか、そもそも俺正しい情報しか話してないし。
「とりあえず――俺が一緒に居たのは後輩。あっ、東山さんじゃない方ですので。で、ハロウィンのイベントにたまたま誘われたから。で、俺も付いていくことになり。そしたらまたたまたま、その後輩を誘ったのが東山さんで、まさかの知り合いだったということが発覚した場面ですね。うん。って、ほんと昨日いろいろあったな」
「楠君がなんか疲れた表情に――って、ほぼ同じ回答かー。面白くないなー」
「その反応。既に2人に聞いたな」
「聞いたのは東山さんだけどね?ってか、そういえば、なんだけど、もう1人の子。私知っている気が――そうだそうだ、前の飲み会に居たような……?いなかった?居た気がする」
「――それに関しては俺は知りませんが」
多分昨日の情報を知らなければ俺は全くわからないだろう。でも――多分この話に先ほどから出ているというか。ちょくちょく触れられているもう1人は胡乃葉で決まりだろうな。ほんと世間は狭いというか。なんかいろいろ起こるな。って、俺はいつまで九条さんの取り調べを受けているのだろうか?講義いつ始まるんだい?って――思ったより時間は過ぎていないというね。
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