第96話 10月30日 夜 日曜日17
「——なんか敵視しているようだが。仲の良いよな?2人は」
俺が聞くと――胡乃葉は何だろう。過去でも思い出しているのだろうか。急にちょっと不満?そうな表情になり。
「だって――始めた会った時は、ホント同じだと思ったんですよ?それが――」
「同じ?」
「はい。ビックになりたい夢を共に持っていたんです」
「あー、それ」
ちょっと予想はしていたが。そこにたどり着くのか。って、さっきも触れたこと。もちろんあまり触れると胡乃葉が怒りそうだが。
再度言うというか。思い出すと、胡乃葉と東山さん。基本体系というか。ちょっと低めってのは似ているんだが――ね。でも1カ所。大きく違うんだよな。
「私も騙されましたよ。しばらくは」
「うん?騙された?」
何を騙されたのか?
「だって――まさか姫子ちゃんちょっとだけ私より大きいと思っていたら。大きいのを隠していたとか――あれは裏切りです」
あー、わかったわかった、そのパターンか。って、俺――どうでもいい事聞いたな。これ俺は知らなくてもいい情報――いや、何となく予想はできていたし。ちょっと気になっていたからな。解決したということでこのまま聞いておくか。
「——何がとは言わないが。そんな過去があったか。って、あれ――隠せるのか?」
ちなみに俺的には無理じゃね?である。だって……締め付けるの?それでも無理な気がするのだが――。
「だってだってー。ある日突然爆発したんですから」
「——爆発?」
おいおい、東山さん破裂するの?物騒なこった。って違うか。えっ?爆発?うん?
「——姫子ちゃん曰く。着けるの忘れたと」
「よし。車内で話す話題ではないことはわかった」
「あれは――裏切り」
「はい。ストップ」
「なんでですか。あれに関しては――」
「はいはい」
「もう少し」
「場所を考える」
「えー」
「えー、じゃなくて」
何故か簡単に止まらない胡乃葉。その話は不特定多数に聞かれていいのだろうか?
ちなみにだが。周りはポツポツと人が居るだけだ。ゆとりがあり立っている人もいないレベルだ。そして俺達も小声で話しているので、俺達の会話を聞いている人はいないだろうが。胡乃葉の雰囲気的にここで話すことではないと判断した。だから会話終了だ。
——と、俺が思っていたら。電車にブレーキって、窓の外を見てみると。あとアナウンスに耳を傾けると、いつの間に俺達の乗っていた電車は朝日駅。俺達の家の最寄り駅へと到着したのだった。
あれ?もう到着?って、あれか。話していたからか。恐ろしくあっという間だった。
最寄り駅に着いたということは、もちろん俺達は降りる。そして周りを気にする必要はなくなるので、先に言っておくとこの話は続くことになったのだった。終わらなかったよ。
それからは、無駄に話していたため、帰りが遅くなったこともあり。あと、一応最寄り駅が同じ?と言っていいのかだが。とりあえず近くということはわかったので、今日はちゃんと胡乃葉を家まで送ることに俺はした。なので胡乃葉の家に向かう途中。先ほどの会話が継続されたのだった。これ――継続しなくていい気がしたが。どうやら胡乃葉が聞いてほしいらしい。勝手に再度話し出したのだった。
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