第42話 9月30日 金曜日2
お姉様に勝手に有罪判決をくらっているところの俺。もちろん話は終わることなく。続いている。ホント誰か止めて?ってお客さん来て?なのだが。今日に限って誰も来ない。まさかお姉様もうcloseにしてる?いやいやさすがにそこまではしてないよね?してない……よね?
「ホントにもう、クク君が何かしたなら早く謝る」
「いやいや何もないですから」
「謝る」
「話しが進まない――って、今日は予定がある言ってましたから」
「ジーーーー」
めっちゃ見られてる。いや、これ事実なんですが――お姉様が穴が開きそうなほど俺を見ている。
「クク君はそれでいいと?」
「はい?」
「自分よりほかの事を優先されてるんだよ?」
「いや――別に良いでしょ」
ココの時間なのだから。ココが自由に使うのが普通では?だから今日は友人との食事を選んでいる。正しい事では?
「何で!?」
「えっ?」
「そこは独占欲!」
バンバンと机をたたくお姉様。マジで誰か止めて。コーヒーが揺れてる。危険。
「——マジで勝手に話が進んでいる気がする」
「どうするの。誰かにココちゃん奪われてるかもよ?」
「あのですね。ココがくしゃみ連発してますよ?勝手に話していたら」
していたら……どうしようか。とりあえず謝っておく?ココごめん。お姉様がお店で暴走中です。って――再度ココって思ってるからまたくしゃみ?あっ。また言ってしまった。くしゃみしていたらごめん。
「そんなことはどうでもいいの。クク君いい?あんなかわいい小動物みたいな子は、しっかり抱きしめておくべきなの。私なら即食べる」
「——話がおかしな方向へと進んでいる」
って――お姉様の食べる――何故か仕草がナイフとフォークを持っている感じだったのは……いや、そっちの想像をわざわざして、お姉様側に乗らなくても――なのだが。先ほどからのお姉様の会話的に食べるとは――あっちの意味と思ったが。どうやらお姉様の食べる。食すらしい。って、それはそれでマジで止めないとダメじゃん。
「手放したら狼に食べられるよ?知らないよ?」
「いや、マジで何を言っているのか」
「わかったなら早く今いる所を聞いて迎えに行く。ほらクク君動く」
「——」
誰か助けてください。お姉様が暴走しています。俺ではどうにもなりません。多分俺が疲れ切ってもこの会話は続くと思われます。
「クク君!とっととココちゃんに連絡!」
もう叫んでいるお姉様。だが店長は反応してこないので――やはりいないか。
「いや――そもそも連絡先知らないんですが」
「——」
「?」
あれ?急に時間が止まった?
「——何で!?何で知らないの?普通もう交換してるでしょ?毎週会ってるじゃん」
「どうどうどう」
身を乗り出してくるお姉様を止めるの大変なんですが――俺必死にお姉様止める。って――普通に身を乗り出してきたので、押し戻す際にお姉様の肩に触れたが――肩はセーフ?ってお姉様ヒートアップ中だからか、そのことは気が付いてない様子だ。よし。触れないでおこう。
結果それからお店が閉店時間を迎えるまで他のお客さんが来なかったため。俺はずっと取り調べを受けることになったのだった。
今回は……疲れたな。癒し、幸せ求めて行ったら、お姉様が暴走していた。それも激しく暴走。勝手に暴走。全く止められなかった。
こういう日もあるか。って、俺とココはどんな見方されているのか。お姉様の妄想は、大変だ。
ちなみに店長さん。マジで留守だったらしく。閉店間際に物音がやっとしたので――買い出し?か何かだったらしい。
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