第33話 9月16日 金曜日

 そんなこんなであっという間に夏休みが開けて1発目の講義。


 ——ウザかった。超ウザかった。後期の講義が始まったばかり。初日だったのに。超ウザいのが居て、超疲れた俺だった。


 えっ?何がって?あれがだよ。あれ。とりあえず順番に話していくと。


 大学の講義が再会した。講義室で久しぶりに会った奴に絡まれた。なんかめっちゃ話しかけてくる。俺めっちゃ疲れた。早くドーナツをー!である。えっ?全然初めから話してないと?仕方ないな。俺は早く今週もドーナツを食べたいのに。ってか、今日だけで疲れたから癒しを――なのだが。


 そうそう今までは前期の講義だったが、今日から後期の講義となった。ちなみに時間割は奇跡的な事が起きていた。前期と全く同じ。科目などは変わったが。月曜日から金曜日大学に来る時間は全て同じだった。あれだ。月曜日が1限4限5限。火曜日が2限4限5限。水曜日が1限5限6限。木曜日が2限3限。金曜日が1限3限4限5限。と、全く同じだった。

 なので俺は今5限が終わり。ドーナツ屋へと向かっているところである。えっ?もう大学終わってるのかって?終わってる。だって講義を受けた以外は――あれは1限が始まる前か。報告が必要なのは。


「何で夏休み中不参加なんだよ!」

「……元気だな。旺駆里おぐり


 後期の講義開始前。旺駆里に即絡まれていた。


「そんなことはどうでもいいんだよ。クルトンのために海や!」

「……」

「山!」

「……」

「花火大会!」

「……」

「BBQ!」

「……とかとかういろいろ準備したのによー」

「——本音は?」 

「俺が楽しむために考えた予定に、数合わせも含め。優しい俺がクルトンを誘ってやろうと適当に連絡してた!」


 言い方よ。ってか、マジで俺不参加で正解だったらしい。


「なら俺は無視して正解だったと」


 俺は返事をしながら講義の準備をする。まだ初回なのでテキストなどは無い。この後購入の案内があるだろう。なので、筆記用具などだけ机の上に出す。


「そんなことだからクルトンはいつまでたっても女が出来ないんだよ!」


 うるさいな。


「——誰も相談してないが?」

「少子化進めるな!」

「——マジで元気だ。夏休み明けから」

「夏休みに誰とも会ってないとかクルトンおかしいからな?楽しめよ!」

「誰とも会ってなくはないが――」


 実家で放置プレイを今年も食らったので、親にはあってない。でもバイト。手伝いに行ったところや、それこそドーナツ屋には言って人とは会っている。少ないか――でもいつも通りだ。


 とまあそんな感じに朝から謎に元気な旺駆里に絡まれたのだった。


 とりあえず朝からそんな奴に絡まれた俺ったとさ。そして今は気が付けばドーナツ屋。ここ大切。ここしか大切じゃない。後期の講義始まりが金曜日が救いだったな。休みボケしている中。1日頑張ればとりあえず休みだし。それにもし月曜日始まりで旺駆里に今日の朝のような絡みをされていたら――1週間乗り越えられなかったと思われる。下手したら月曜日から癒し求めて――だったかもしれないな。


 そういえば、結局夏休み中は、ココとは会わなかったが。今日はどうだろうか?まあ――もう会わないか。などと俺が思いつつドーナツ屋へと入ると。


 ガチャ。 


「あっ、先輩」

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