わたしの横隔膜を返してください。

ほぼ三年前に掲載されたおはなしをレビューさせていただく非礼をお許しください。とんでもないものを拝見いたしました。いちおう申し上げておきましょう。本作のキャッチコピーを目に留めたのが某店内だったのですが、ぶぼぅという良くない音を口角より漏らしてしまいました。たいへんたいへん望むべからざる出来事でした。その場でブックマークをし、いま読了といいますか床で背を震わせている状態から復帰したところです。ただ呼吸がひっひっと我ながら不気味な状態に陥ったまま帰ってきません。これは横隔膜を簒奪されたに違いないのです。かの魔女の手によって。ということはあの愛らしくもアレな人魚さまの胸中にわたしの横隔膜が定着していると思われますし、そうであれば、わたしの下半身も(発見されたレビュー文はここで途切れていた

……。

だめ。キャッチコピーが目に入るたびに動けなくなる。どうすんのこれ。

ほれ。あなたも、ほれ。

いっしょに床で背を丸めて悶絶しましょう。ね。

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