第55話
「そいで今購入出来て尚且つ俺でも使える銃は何がある。」
「それなら反動の薄い銃になるがそれでここいらの生物を一掃できるか?」
「ここの森の奴らは基本的に熊より強いし木々もそれ相応の力を持っている。
なら爆発する奴の方が良いんじゃないか。
グレネードランチャーとかその辺りでどうだ?」
「予行練習もしていないのに爆発するモノは危険だろ。」
どのくらいの半径爆発するとかどのくらいの射程距離とかは説明書を見れば安心はできるだろうがその爆風に耐えれるかどうかは別だし巻き込まれたときが怖すぎる。
かと言って威力を弱めれば軽いけがにしかならずに生物を興奮させて襲い掛からせる要因になりかねない。
この森の浅いところのため多少の音を立てる行為は大丈夫だ。
でも音に敏感かもしれない。
「なら線で攻撃するタイプの銃なら良いんじゃないか。」
どの意識かは知らないが某主人公の左手を竜に例えた錬金術師が持っていた剣を投げつけるタイプの銃を思い浮かべる。
「でもそれなら普通に投げた方が早いと思うぞ。」
「それもそうかなら普通に刃物を投げるか?」
「いやショップスキルにあるのはとても威力が高くて消音性に優れているモノらしい。」
「なんだよそれ。」
「どこぞやの秘密組織の装備らしい。多分合衆国。」
おい地球やっさんも知ってたけど充分ファンタジーじゃねえか。
よく見ればショップスキルには沢山の秘密組織の装備がいっぱいあった。
某アメリカンスーパーヒーロー科学系の社長が持ってるパワードスーツの腕っぽい装備もあるし超未来科学的装備がこれでもかと見つかっていた。
「これって明らかに地球の装備じゃないよな。」
《回答.宇宙的に見れば地球の存在する世界の装備になります。
またこの装備は地球にて作成されたこともあり地球の商品としても売買可能です。》
すげえ、普通に幼少期の頃見てたスーパー戦隊シリーズを思い出すわ。
「でもそんな現実味の無いもの拾ってもロマンがねえだろ。」
「なら何にするんだよ。」
「一発撃ったらもう覚えればいいだろ俺たちにはそれができる。」
増えすぎた並列思考は細胞レベルで指示を出し始めた。
「とりあえずミウスさんを起こさないように消音器も買ってこないとね。」
「銃はどうする?」
「じいちゃんが好んで使ってたColt Single Action Army(コルトシングルアクションアーミー)で良いだろ。」
「家にもあるし何回か持ったこともあるから重さも知ってる。」
「反動を知らないだけだから覚えやすいな。」
銃刀法違反をしているのかもしれないがじいちゃんは結構な量の重火器を所持していた。
というか完全にさらに山奥の山小屋の地下室という隠す気満々の場所に隠してあるから警察もおいそれと来れない。
通報しないのは単純に面倒だからとじいちゃんも手入れをするくらいで実際に使った姿は一度しか見たことが無いからだ。
それもクマから俺を守るために行ったことだったから仕方がなく打ったと思っている。
「それと.45コルト弾の消音弾なんかもあるらしいし特注で作られている消音器と合わせて使おう。」
「日本で見つかったらやばいな。」
「異世界の拠点だけで使うのが吉だろ。」
「万が一にでも使ってしまった場合が怖すぎるからな。」
即座に購入して獲物に狙いを定めた。
[Syukon]
音はほとんど出ることは無く赤子も起きない程度にしか鳴らないが反動はそれなりに出てはいたがミウスさんを起こすほどではない。
今の打った感覚を忘れないように記憶して全並列思考に対して経験をさせた。
そしてこの銃のクセ、銃弾ごとの重さによる火薬の微細な量や弾頭のへこみすらも看破し今ならどこを打っても当たる気がした。
「一発撃ったからには後は全弾命中させるくらいのことはしないとな。」
「そんな達人みたいなことはできないと思うけど俺らは一発で数億回打ってるのと変わらないからな。」
練習で100やって本番でようやく10出せる。
なら数億回やれば本番でも問題ない実力は出せる。
俺の並列思考は分散した思考ができるようにトレーニングしている。
どれをどうすれば効率化できるようになるかを調べるために常に違うベクトルで物事を考え統合していくことで研究成果を上げていく。
俺が勉強に並列思考を使わないのにはこの理由もある。
何せ凡人とはいえ複数人集まるのだから四則演算さえ覚えていれば他の公式はほとんどいらないくらいのスーパーコンピューターのようなことができてしまう。
つまり大学の研究と同じようなことをその場行える能力だった。
技術革新なんてものではない。
並列思考スキルがあれだけの金額がかかるのは意思疎通を必要とせずに研究データの共有と違うベクトルからの考察をすぐに行えるところにある。
もし数学者や物理学者といった人物がこの並列思考スキルを得たのなら宇宙の確信に限りなく近い答えを得ることができるかもしれない。
熟練の経験者を生むだけでは無かった。
このスキルの本当の恐ろしさは知に在り。
もしこのまま魔力を覚えてしまえば容量が確保できるできない以前に地球人としての感性を失いそうな気がした。
「モンスター事態にはさほど効いていないけど毒とかを塗れば大丈夫そうだね。」
今はただ目の前の敵対者たちに集中することにした。
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