第58話 再会

さてと。今日も学校か。

梨実ちゃんと握手してみようかな。

いやしてみようかなじゃない。

するんだ。しないと梨実ちゃんがいつどうなるか。

シードさんは狙われているかも知れないんだしな。

そしてそれは梨実ちゃんにとってもピンチなんだ。

だから僕は今日梨実ちゃんと放課後バスケの前に会う約束のメッセージを送った。


そして放課後。


「あ、ノイル君。ごめん待たせた??」


「いや今俺も来たばっかし。」


「はぁ。よかった。」


「それであのさ。話ってのがさ。」


「何??」


「なんか最近梨実ちゃん変わってきてる感じがするんだよね。何か最近おかしな事は無かった??」


「うん。なんかね、夢を毎日見るの。誰かが救いを求めている様な。あと、ノイル君が言うように私も何か変わってきてる感じがするんだ。」


「ちょっと確かめたい事があるんだ。大丈夫。僕を信じていいから。」


「どう確かめるの??」


「握手するだけ。」


そう言ってフェルトは手を出した。そして梨実も。


そうして握手をした。

 

すると空間に入った。


そしてフェルトは気づいた。


「おい!!そこにいる魂はシードじゃないのか!?」


「そうよ。フェルト。久しぶりね。」


梨実は初めて知った事で戸惑っていた。


「あの。ノイル君ここは??」


「言いづらいんだけどさ。タパートていうやつらしい。この人達は。」


するとフェルトは自分の考えていた事を口にする。


「ノイルにはすまないが俺は本当の事を言うとシードに肉体をやるためにそのシードが付いている人間に対し完全に魂を宿して俺達は元の世界へ帰ろうと思っていた。だがな、人間1人の命も大事だ。だから俺は別の方法でシードを復活させる。」


そしてシードが語りかけてくる。

 

「もう無理しなくてもいいのよフェルト。あなたには辛い思いばかりさせて。本当にごめんなさい。」


「お前が謝る事じゃない。お前を魂だけにしたやつが俺は許せない。しかもそいつは人間を滅ぼそうとしている筈だ。母上が言っていた。だから守るんだ。お前もこの美しい人間達も。」


「フェルト。」


「ん??なんだ。」


「随分と変わりましたね。」


「そうか...な??」


「きっとそのノイルさんって人に影響したのでしょうね。」


実はタパートは人間に影響を及ぼすだけのパターンだけではなく、逆にタパートが人間から影響をもたらされる事がある。


「とりあえずシード。もう少し話をしたい。もう少しだけいいか??」


「今日は辞めましょう。私のパートナーの梨実さんも疲れているみたいだし。」


「・・・わかった。」


「それじゃあまたね。フェルト。」


そして僕と梨実ちゃんは元の世界へ戻った。

 

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