概要
「くんのこ」には、お気をつけあそばして。
入院すると言って出ていった妻の去り際の一言が引っかかって仕事が手につかない夫が深夜、目にしたものは……。◆ タイトル「薫陸香(くんのこ)」は、琥珀を指す岩手県久慈の方言。umberを巡る奇譚。
何もお返しできるものはありませんが、
ただ作品をお楽しみいただければ……。
ただ作品をお楽しみいただければ……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『くんのこ』のみせる夢に引き込まれる
検査入院をする妻から去り際に「くんのこに、お気をつけあそばして」と言われた——。
くんのこって何?
琥珀、アンバーのことのようです。初めて知りました。宝石名は好きなので和名洋名覚えていたのですが、薫陸香(くんのこ)、は知らなかった。漢字で見るとすごくお洒落で素敵です。
と話が出だしからそれてしまったのですが。
とても雰囲気のある物語です。奥様がとても丁寧な口調で、地の文も純文学的なので、なお。どこか薄ぼんやりとした幻想的な空気感があります。夢に魘されるシーンは次々と移ろいでいき、不気味さを伴う迫力があり、引き込まれました。
夏目漱石の『夢十夜』や内田百閒などが好きな方は気に入るはず。…続きを読む