#S-04 A-04戦
さぁ。戦いだ。
腕と脚に憎しみを込める。
俺の能力は、感情を込めれば込めるほど、俺の力は増す。
こいつに対してはかなりの憎しみと、怒りが俺の中にこもってきている。それをこいつにぶつけるだけだ。
「ふぅ…。」
「どうしたの?そっちから来なよ?」
「…じゃ、遠慮なく。」
そう言って、思いっきり、そいつと距離を近づける。そして、殴りかかろうとする。
が、攻撃はかすることもなく避けられ、あいつは俺の背後にいた。
なるほどな。
「おーい?当たってないよー?」
「…お前が能力使ったからだろうが。」
「んー?なんのことかなー?」
「…はぁ、まじ黙れ。」
「あららー。辛辣ー?」
さて、どうしようか。能力を使われると、一生攻撃を当てることができないかもしれない。
ん?
よく考えれば、それは相手もか?
相手も、俺と入れ替わるから、俺が攻撃を続ければ、避け続けるために、能力を使わなざるを得なくなる。
つまり、これは耐久戦だ。
「どうしたの?そこで止まって?」
「…いや。どうしようかなって。」
「ふーん。…そんなに遅いと、すぐに逃げちゃうよ。」
「なら、さっさとしないとな?」
と言って、地を蹴る。どうせ当たらないなら、それだけの対処はする。
そして、そいつを殴ろうとしたら、位置が変わった。
そして、次。
上に飛び上がり、殴ろうとする。位置が変わったら、俺が真上を殴ればいい。
そうして、殴る。
その拳は、空を切った。
そいつは鳥になって、頭身を低くしていた。そして、逃げようとしたのか、飛び上がった。
「させるか!」
さっきと同じように、膜を張る。が、薄かったのか、そそくさと飛び上がっていってしまう。
そして、後ろから、聞いたことがある笑い。
「何笑ってんだよ。」
「いやいや。滑稽だなって。三つを入れ替えて、わざわざ、鳥に代わってもらった価値があるなぁ。」
「クッソ…。ふざけんなよ!」
そう言って能力でまた、地を蹴ろうとする。
「おっと。君は、もう能力が使えないよ?」
能力が使えなかった。
「おい!?何をした!?」
「何をしたって…。君たちが僕たちにしてきたようにしただけだよ。」
「それってつまり…。」
「あはは♪気づいちゃった?…そうだよ。君たちが僕たちに埋め込んだ能力無効化装置。あんなにたくさんあるもんだから、持ってきちゃった。そして君の体内にも…ね♪」
刹那。自分の能力に歯止めが効かなくなった。やばい。暴走する。と思う前に、体が動いていた。
そして、自分の首を掴み上げ、締め上げる。数秒後には意識を手放した。
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