#47 ブラックボックス

あおい-「は…?」

かの-「聞こえなかったのか?その機械を使って、全ての能力付与機械を完全に消し去るということを言っているんだ。」


そんなことを本当にできるのだろうか。何より、危険すぎる。さっき、なんでも消し去ってしまうとか言ってなかったか?


あおい-「そんな危険なものを扱おうとしてんのか!?」

はやま-「そうです。なら、どうやって全て能力付与機械を回収するんですか?ここ数日で回収できたのは、数個で、しかも、偽物を掴ませられてきたんですよ?」

かの-「まぁ、無理だわな。こんな調子じゃ、回収できるものも回収できない。」

あおい-「なんでそうなるんですか…。だとしても、001を改造して、消し去るんじゃなくて…。…そうだ、能力が発動しないようにすればいいじゃないですか。」


数分の沈黙。


すると…。


かの-「なら…どのように改造するのかな?そんなに簡単に改造できるわけではないんだ。かなり複雑なんだぞ。」

あおい-「それは…。」

はやま-「改造は私たちでしましょうか。」

かの-「へ?」

はやま-「でも、改造するための道具は全て準備してもらいましょう。」

かの-「本当に何を言ってるんだよ!?なんで俺らが…。」

はやま-「ねぇ、かの。少しさ、頭冷やしたら?」

かの-「…。」

はやま-「ということで、改造は私たちがします。ということで、いいですか。」

あおい-「あぁ、はい…大丈夫ですけど。」


その後、まだ会議が続いたが、進捗はなかった。



そして、“捜索隊-ほ”もとい、破山さんと、鹿野さんに呼ばれて、“001”の管理室に行くことになった。



「さ、ここだ。」


そう言われ、とても大きな部屋に案内される。というか道のりもかなり長かった。地下二階にあるこの部屋はかなり涼しく、それが、地下特有の涼しさなのか、緊張感なのかわからなかった。


ただ、わかることは、その機械が、数メートルの大きさだったこと。形は、立方体。


そんな大きな箱は、

001:【制御/削除】

と書いてあった。


「…おい、破山、本当に俺らで改造すんのかよ!?」

「あぁ。もちろん。なんで私らが作ったのに、私らが修理しないんだよ?」

「それは…。」

「そもそも、ここで止まってちゃいけないだろ?私らは捜索隊でもあるが、開発陣でもあるんだ。」

「それは…そうだな。」

「やる気になったかい?」

「あぁ…多少は。そもそも、俺らのミスなんだ。卍解ぐらいしてやるよ。」

「…ということだ。葵君だっけ?よろしく頼むよ、機械回収。」

「はい。でも…どれを回収すればいいんですか?」

「それは…。」


ということで、これから回収しに行くものが決まった。

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