#48 拝借品許可済

ということで、回収するものは、MSAという、政府の組織が、借りているという機械を取りに行く。


「待ち合わせは…、ここのビルか。」

「どんな人がいるんだろう。」

「…。そんなナチュラルについてこないでよ。先輩は、話聞いていないでしょ。」

「まぁまぁ。まだ君も病み上がりだろうし。」

「そんな勝手な…。」

「…大丈夫だよ。どうせ能力機械返してもらうだけなんでしょ。」

「ん、まぁ、そうだけどなぁ。…なんか一波乱ありそうかなって。」

「そっかー。」

「なにそれ。」

「え、知らない?うちの学校の煽りで有名な先生なんだけど。」

「知らないわ。」


そんな雑談を交わしながら、ビルの目の前に着く。高さは…30階ほどだろうか。


意外と高かった。


受付で、名を名乗り、会議室みたいなところに促される。


そして入ってきたのは…。


「…おう、懐かしい顔だなぁ。」

「ん、え、海斗かいとさん!?なんでここに!?」

「なんでって…、ここは俺の組織だ。本質的には違うが…。俺がいるのは、何も変ではないだろう?」

「ま、まぁ、そうですけど…。」

「とりあえず、本編に入ろう。君たちは、能力付与機械を、取りに来たんだろう?」

「はい…、そうですけど。」

「うん、じゃ取りに行く。待ってろ。」


と言って、出て行った。


そこで、隣のなぎさ先輩が、聞いてきた。


「ねぇ、さっきの…知り合いなの?」

「え、そうですけど。」

「いや、いかにも、裏社会にいそうな顔つきだったから…。」

「失礼すぎない?…でもまぁ、気持ちはわかるけどね。あんな怖い人、普通の人が見たら、怖がるどころか、なんでも言うこと聞くだろうね。」

「かもね。」

「…あぁ見えて、あの人警察だったはずなんだけどなぁ。なんでここにいるんだろう。」

「まぁ、それを聞くのも失礼だけどね。まぁ、聞けばわかるよ。」


すると、海斗さんが、色々持ってきた。箱ごと。


「多分これらが、うちにある機械だ。」


と、約20個ほど入っている箱から、中身を出す。


「えっと…、5番の髪が植物になるヘアピン、14番の服従首輪、31番のコマンド消去の指輪、32の穴あけ指輪、35の霧を出す指輪とか…。」

「指輪多いですね。」

「まぁ、つけやすいからね。でもつけにくいやつもあったりするけどね。この、90番のパワードスーツは全身着ないといけないし。」

「どんな能力なんですか?」

「まぁ、これは、探索用だからね、あまりいい機能はないかな。」

「ふーん…。」


と、会話していると。


外の方が騒がしい。なんか、サイレンもなっている。


…もしかして。


外にいた奴は、窓を割って入ってきやがった。

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