#M-12 反省会

「おい。何してくれてんだよ。」

「はい...。ごめんなさい...。」


俺は今。怒っている。この、澪という女に。別に、苦戦していた敵を、一瞬で蹴散らしたことではない。(それもあるかもしれないけど。あるかもしれないけど。)


中の人間が無事に助かるように、戦っていたのに、こいつは、そんなことを知らずに、お手元の、能力ハンマーのフルスイングで、吹っ飛ばしやがった。


なんとも、ハンマーに当たった物体が重いほど、飛ぶようになっているらしい。どのくらいの重さかは知らないが、数十キロは飛んでいった。


つまり、目玉が、天空を飛んでいったということになる。一般人から見れば、かなり、おかしいことだ。


「これで、政府の顔に傷がついたらどうしてくれるんだよ!?」

「...。」

「そんなことになったら、計画も台無しだし、機械もなくなっちゃうじゃないか!?」

「...本当に申し訳ないと思っております...。」


そんな説教が続き...。数十分。すると...。


「ただいま戻りました...。」


みんなが一斉に振り向く。だってそこにいたのは、さっき澪が吹っ飛ばした、職員だったのだから。


「何でお前がここに...?」

「何でって...帰ってきたんですよ。能力も無事わかりましたしね。」

「なんだって...?」

「このグローブは、

『027:【+視覚】-グローブ』

です。普通に使えば、目が三つになるんですが...。」

「暴走すると、ああなると。」

「はい...。」


かなりやばい物だと思っていたが、暴走しなければ、便利な能力...だと思う。

目が増えて、いいことはないと思うが。


「それはそうとして、何で、暴走状態から、何も怪我なく戻ってこれたんだ...?」

「それは。なんか神様が、救ってくれるって言ってくれたんですよ。」

「は?」

「いや、だから...神様が...」

「あー。2回も言わなくても分かるって。なんだ神様って。なんのだよ。」

「いや。わかんないすけど。なんか、助けてやるって言ってくれて、本当ですか!て言ったら、もう体が戻っていたんですよ。」

「あー...。はいはい。もういいよ...。」

「...?」

「じゃ...機械付与機械返して。それは...状況によっては使えるかもしれないから、一応保留で。」

「はい。わかりました...。...あれ?」

「どうした?」

「グローブ...取れません。というか、もうつけている感覚がありません。」

「は...?何を言っているの。」

「いやいや...ほんとなんですよ。というか、助けてください...。」

「はぁ...何でこんなことになるんだ...。」

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