#M-08 企
「入っていいか?」
という、知らない声。
「ああ。大丈夫ですよ」
と、舟本が勝手に答える。なんでよ?お前の病室じゃないだろ。
そして、扉が開く。そこにはとても、身分が高そうな人が立っていた。
「えーと。こちら、この組織、MSAの責任者の、
と、舟本さんがいう。続いて偉そうな方が...
「ちょっと前は、兄が責任者だったんだけど、ちょっと、病気になってしまって。臨時でやっているよ。
「はい...よろしくお願いします?」
と、ぎこちなく挨拶する。
「さっそくだけど。本題に入らせてもらう。」
「本題...?」
「ああ。君は、メカニカラーから、ほとんどの機械を盗み出してきてくれた。」
「あぁ。そうでしたね。」
「しかも、危険度Mのそのネックレスをかなり、自由自在に使えるらしいね。」
「ああ。使えますね。」
正直、誰でも使えると思っていた。
「だから...その能力の機械や、能力の使い方などを踏まえて...。」
「...はい。」
「君を“START計画班”の一員として、歓迎したいんだ。」
「へ...?」
「もちろん、返事は今すぐじゃなくていい。」
「いい返事を期待しているよ。澪。」
「あ、ちょ、待っ。」
行ってしまった。
しかもあいつ、呼び捨てしやがった。
色々聞かないとわからないことだらけだ。聞くしかないらしい。
「あの...舟本さん?」
「...なんだ?」
「“START計画”ってなんですか?」
「ああ、それは...。...かなりの機密情報なんだけどね。」
「はい。」
「...この地球とは違う、別の惑星を、この広い宇宙のどこかに作って、その惑星に、能力者全てを転送するっていう、なんとも信じられないような、計画だよ。」
「そんな計画が...。」
「詳しくはあの人に聞かないと、わからないけど、かなり意味がわからなくて、理解できない計画だよ。」
「でも何で、私を...?」
「言っていただろう?君の盗んできた機械能力の力と、君のネックレスを扱いのうまさに彼は君をこの計画に不可欠であると、判断したんだ。」
正直、よくわかってはいなかった。でも何故か、やってもいいかなと思っていた。何故と聞かれても、自分はわからないと答えるだろう。
何故か、こんな変な、何もかも、ファンタジーみたいな、計画は...成功させなきゃと直感で感じていた。
「...あいつが言う通り、この計画に参加するかしないかは君の自由だし、いつ決めるのかも、自由だ。だから、今はしっかり休んで、その後にでも...」
「やります。」
「...え?」
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