#M-07 思惑
そうして、少し走って、MSAに着いた。
MSAの医療室で、ベットを探す。幸い、ベットは半分ほど空いていた。なので個室にする。
そして、澪を寝かせて、アクセサリーを外す。まぁ、全て、能力機械なんだろうけど。
もちろん俺が付けていた、やばいアクセサリーも近くに置いておく。そんなもんつけてたら、気が気でなくなってしまう。
それはそうと、何で、彼女をここ、MSAに連れてきたのかは...
ここの責任者にでも聞かなきゃわからない。
「...それで...なぜ彼女をここに連れてこいと、言ったんですか?」
「...それの前に、まず謝ろう。君に、わざと捕まってくれと、命令した挙句、彼女。澪を、ここまで連れこいと命令してしまって、すまなかった。」
「いやいや、大丈夫ですよ。頭をあげてください。...それで、何で彼女をここに連れてくるよう言ったんですか?機械は後々、回収するつもりだったんでしょう?」
そう言うと、険しい顔になった。
「それがな...。奴らのGPSの機能がかなり強くて、一刻も早くこちらのテリトリーにおきたくてな...。」
「なるほど。MSAは位置情報があやふやになるようにつくられてますからね。」
「そうだ。だからさっさと、GPS機能を外したかったんだ。」
「そんな技術があるんですか?」
「ああ。“赤黒い魔術”という組織の
「またですか...。政府がこんなことをしているって勘づかれたらかなりやばい状況なんじゃないですか?」
「能力者を隠蔽するためには、なんでもしなきゃいけない。しかも、年々、その数は増加しているんだ。早くしなきゃいけない。」
なんか色々聞きたいことがあったが、ここで、責任者が呼ばれて、出ていってしまった。
きっと、GPS機能の解除が概ね終わったのだろう。
...目を覚ます。そこは、見たことがない場所で。
自分は何をしていたんだろう。確か...
舟本さんに能力機械を届けに行って...
メカニカラーの奴ら襲われて...
倒れた...?
じゃ、誰が、ここまで連れてきてくれた?
...ということは...。
「私...つかまっちゃたの!?」
「何でそうなるんだ...。」
近くにいた、舟本さんに言われる。
「へ?何でいるの?生きてるの?」
「生きてるわ!というか、どうした?記憶が抜けたか?」
「割とマジで抜けたかも。何で倒れたかもわからないし、何でここにいるのかもわからない。」
「...それは本当か?」
「ここで嘘つくメリットなんて何もないでしょ。」
そうだ。こんなところで嘘をつくようなメリットは、私に全くない。
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