#M-06 捜索隊-ろ戦:丁

先程使ったガスを取り出す。回数はあまりないが、一回でも有れば十分だ。


「喰らえ。一回で、ほぼ死と同じだ。」

「...【リバース】。」

「...!?」

「いやぁ〜ありがとう。これで、こんなに暗い夜の森でもはっきり、くっきり見えるぜ。」


きっと何かされた。でも、そのがわからない。


なら、物理でやるしかない。澪のネックレスを外し、身につける。危険度Mだが使えるか...?


石油を生成する。できた。できただけで、かなり嬉しい。


で、それをそいつにかけようとするが...。


「【スキップ】。」


なんと全くかからなかった。むしろ、余裕綽々で、こっちを見ている。


「何が起きてんだよ...。」

「どうしたの?それで終わりなの?」


どうしても次の一手が考えつかない。何かを反転させて、自分に不利なことを、有利にするし、受けたくないものは受けないようにしてくる。


どうする...?


「じゃ、こっちから攻めようかな。【ツモ】。」

「!?」

「あぁ...あんまり良くないなぁ。ま、いっか。生け捕りがいいしね。」

「何をする気だ...。」

「まぁまぁ。そっちがかなり、不利になるだけだよ。」


すると、そいつが二人に増えた。


「は...?」

「そんなに驚くことかなぁ。そこのおぶっている奴が使っていたのになぁ。」

「ほ〜。まじで?」


そんなものも、できるのか。このネックレス。


なら...。


「じゃ、そいつ連れていくから。」


と、片方が近づいてきた。そして、ネックレスに、無力化を生成する。物体じゃなくて、概念として。


そして、その分身を、【無力化】した。すると、奴の分身は霧散して消えてった。


「おあぁ!?何で消えたの?」

「そういう能力だよ。」

「やっぱりすごいなぁ...。やっぱり戦うのやめようかなぁ。かなり、生命力が減っても来てもいるしなぁ。」


なんか、引いてくれるらしい。それなら嬉しい。


「引くのか...?」

「ああ。...うちらの仲間たちは死んでいないと確認したしな。あいつらを助けることに集中するよ。」

「ああ。こちらとしても嬉しい。」

「...申し訳なかったな。勝手に殺したと思い込んでしまって。」

「いやいや。こちらもさっさと説明すればよかった。」

「...あぁ、あと。」

「...?」

「かなり大きな音を出したから、別の組織や、警察が向かってきている。できることなら、さっさとここを離れてほしい。」

「そういうことか。大丈夫だ。もうすぐそこの組織が、俺たちが目指していた場所だ。」



「そうか。」


そう、こぼし、空を仰ぐ。


何で俺があいつらを逃したのかという問いには、気分としかこたえられない。


_______ここで潰しちゃ面白くならないしな。

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