#M-04 捜索隊-ろ戦:乙

「ここでいろんなことの実験ができるなんてなぁ。恩に着るよ。」

「...っち。狂うなぁ、そういうのは。」



睨み合いが続く。がこちらの方があまりにも不利な状態。と、あっちは思っているだろう。


こっちは、隊員を何人か要請した。状況は報告できていないが。が、人数が増える分、こちらがかなり、有利になるのでここを堪えれば、ゲームエンドだ。



「まずはこれ。」


そう言って、ガスを噴出させた。もちろん、異常物だ。相手の視界を歪めたり、重ねたり、色相反転させたりする。


人によって効果は違う。


「うわぁぁ。ヤッベェなぁこれ。見ずれぇ。」


意外と効いたらしい。メカニカラーなら、無力化を持っていても、可笑しくないと思っていたんだけどなぁ。


「M、そのネックレス...。」

「あぁ、能力機械でしょ。」

「それ...想像した何かを作れる危険度Maxの奴じゃないか。」

「そうなの?ま、関係ないね。戦えりゃいいし。」


そう言って、針を生成する。今までの能力のたぐいは自分の想像だったことに一番驚きだ。


そして、奴の体に向けて、針を投げる。


そして、奴の体内水分を吐き出していく。


「どう?私の武器は?かなり、痛いはずだけど?」


そう言った直後。針が、吹っ飛んだ。内心めっちゃ驚いた。そんなことできるのかよ。


「あまり使いたくはないんだがな...。」


そう言って、また銃を撃ってきた。


「おかしい...。何で、あのガスを食らっておいて、狙ったところに銃を打てるなんて!?」

「俺は、しっかりと対策しているんだ。完全無力化。それが俺の能力だよ。」

「つまり...今までの能力を全て無力化した...のか?」

「それだけじゃない。これから受ける能力の効果全て受け付けない。」


「...は?」


ということは、もう無理では?


いや。あくまで、あいつが能力の効果を受け付けないだけだ。


「...なら...能力なんていらねぇよ!」


そう言って、扱いやすい鈍器を生成した。しかし。鈍器ではない。どこかに当たると、爆発するようにした。


なんでもいいから、投げまくる。それで攻撃できれば、こっちにだいぶ勝機が見えてくる。



焦っていた。車で本部に戻っているときに、報告があった。


[二体一になってしまった。かなり危ない状況なんだ。だから、人を要請する。誰でもいい。戦える奴は来てくれ。“捜索隊-ろ「紫」”]


つまり、私のせいかもしれない。


病院に行くのは嫌だが、彼が死ぬのはもっと嫌だ。


だから。


ひいらぎさん。戻ってくれませんか。私、助けに行きます。」

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