#33 病院要塞-上
外から攻撃してくるのかと思っていたが、そんなことはないらしい。律儀にも、入り口から入ってきている。それを僕は、物の影から見ていた。
この組織はもう僕のフィールドだ。罠も、出来るだけ仕掛けて、捜索すればするだけ、罠にかかる頻度も増える。階層の移動は、時間がかかるが、ジャンプすればいいし、狙撃も、マントで弾けばいい。銃ごときが能力者に勝てると思うなよ。
一階。広いため、分割して、探索した。が、扉を開けると、ナースコールがなったり、ドアを開けると、上からメスが降ってきたり。挙句の果てには、消毒液を噴射して、眼を傷めた後に罠。気をつければいいが、かなり、殺す気満々らしい。次からは、団体でゆっくり動いた方がいいか...?
きた奴らはいくつかに分かれたらしい。ナースコールが結構な頻度で鳴ったので、結構な人数が来たと思った方がいいだろう。階段は端っこ以外は全て、瓦礫などで入れなくしている。ので、きっとその一つの階段を使ってくれるはずなので、そこを、移動式のベットを突き落とし、殲滅する。幸いにもその階段は、一直線なので、ベットが、流れるように落ちてくれる。
病院のホールのようなところで落ち合い、状況を報告。2階に行く方法を考える。
「西側の階段はどうだった?」
「ダメです。瓦礫で、どかすのにかなり時間がかかるかと。」
「そうか...東は?」
「一番端の方に階段がありました。」
「...じゃ、そこに行くか...?」
「でも、電気が全くついていなくて、こっちからは何も見えませんでした。」
「そうか...。あ。エレベーターはあったか?」
「ありましたね。でも、かなり罠があるだろうと、入っていません。」
「うーん。じゃ、その二択か。じゃ、半分に分けよう。」
ということで、半分にわけ、階段と、エレベーターとに分かれる。うちらは階段班。何もなければいいが...。
「へぇ...エレベーターってこうなってんだ...。」
ということで、エレベーターの内部機構に入っている。すると、エレベーターが動く未来が視えた。そこで、エレベーターが壊れるように、蛇口から、ホースを伸ばし、水を中に流す。これで、水が流れなくなった場合以外、奴らは確実にやれる。が、銃乱射すれば逃げれるかもしれないが。あとは階段だ。エレベーターと、そんなに近くないので、すぐにここを離れて、階段に向かう。
「うわぁ...、暗ぁ...。」
「誰かライト持っていないんですか?」
「あぁ。一応持っているが...。つけるか?」
「バカ!今付けなきゃいつ付けるのよ?」
「はいはい。付けますよ。」
すると、一面が、明るくなった。すると、子供が書いたような、殴り書きのでかい絵が壁一面に現れた。
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
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