#22 近づく

けたたましいサイレンがなっている。その音で僕は反射的に起きてしまう。


「なんだ?何が起こった?」


僕が取り乱しているとそれをいなすように声が聞こえてきた。


あおいくん。研究は一時ストップだ。」

「?...なんで?」

「侵入者がいるんだ。」


それを言われて僕は一人心当たりがあった。あいつ...ヘマしたな。


「君の元の服装は入り口の棚あるはずだ。君も手伝って侵入者を捕まえてほしい。」

「はい...わかりました。すぐ向かいます...。って、道わかんないや。」

「...私が迎えに行こう。着替えて待っていろ。」

「はい。」


とりあえず、状況整理だ。リンセは調べ物をしたいと言っていた。僕に能力者の情報をくれた時から思っていた。きっとにいるんだろうなと。しかもヘマして、サイレンを鳴らすという飛んだ失態をしてくれた。


「僕は...ここに入れるのか?」



はい。やらかしたと思われているリンセです。【思想読み】であおいさんの思想は私を小馬鹿にされた。


まぁ。それはいいとして。今、私は機械を盗み出そうとした女を伝えるため、サイレンを鳴らした。もちろん故意的に。


「お前、何してくれてんだ!」

「わわ。すみません〜。こんなことになるなんて〜。」

「それは本当?」

「な、何がですか〜。」

。ってとこ。本当?」

「本当です〜。信じてくださいよ〜。」

「...嘘だな。」

「なんでですか?」

「だって怖がっている感じしないもん。嘘つきめ。」


そう言って、装備しだした。


「させるか!」


【磁力操作】で、能力とあいつを引き離す。...が。


「へぇ...。そんなことできるんだ。」

「んな!!」

「知ってる?この組織は【無力化】が一番作られてるの。」

「あぁ。知ってますよ...。少なくともお前よりはな!」



やっととおるさんがきて、現在その現場に向かっている。とおるさんはタブレットを見ながら唸っている。


「どうしたんですか?」

「いや、GPSを確認してたんだが...ほとんど一箇所に集まっていてな...。しかも、サイレンが鳴った原因の機械じゃないし...極め付けは、その場所から動いてないんだ。」

「なんか...情報が多いですね...。」

「まぁ。これは行ってみないとわからないんで、行くしかないですね...。」


そう覚悟を決めて、そこへ向かう。...が途中で気になったことを聞く。


「あの...機械の能力を使うには...生命力を使うじゃないですか...?」

「あぁ...そうだね。」

「僕の生命力はどれくらいあるんですか?」

「ほとんど残っているよ。」

「え?...それって本当ですか?」

「本当だよ。だって、君につけた能力の機械は生命力じゃなくて、別の何かを使って能力を使うからね。」

「その何かって...。」

「まぁ...。機密情報だよ。」

「え?教えてくれない...?」

「まぁ。この騒動が終わってからだね。」


ということでそこに向かう。

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