どんよりした風景、色鮮やかな風景、主人公の心の鮮明な葛藤などなど。伶さんの10代浪人生の頃の実話?かわからないけど、苦悩苦悩、また苦悩。ジリジリと時間が過ぎつつも、ねっとりとまとわりつく絶望感。一向にハッピーな空気が吸えない息苦しさ。私はこの作品、大好きです。復活後のYoutubeから伶さんのことを知りましたが、私は画面越しの伶が大好きです。応援してます。でも無理はしないでね。
頭の中ではしっかり冷静な分析が出来ているにもかかわらず、口から出る言葉が淡泊、冷淡になってしまっているのは、主人公の頭が善すぎるためか。
僕はYouTubeでこの人の動画をみながら、いろいろなことを教えてもらった気かする。その人が小説ではないけれど、登場人物の私を作りだして書くことで、まるで私が私を見つめ直しているような感じがしました。
自分が何に悩んでいるを書いて伝えるのは、なかなか難しいことかと思いますが、この作品では作者の18歳頃の苦悩や葛藤の体験が描かれ、その想いが感じ取れました。作品についてはあまり深く考えなくて良いので、作者の魅力が少しでも伝わって欲しい
全編を通して、硬質で重苦しい語り口。その中で、辛かった予備校初日の部分だけが、色彩や温度、光、匂いを伴って妙に生き生きと描かれているのが印象的でした。執拗な描写とうんざりする程ジリジリと進む時間。一日を共有した気になって読み進めると、再び著者の固く閉ざされた部屋から漏れる独り言を扉の前で聞くことになる。読みやすいとは言い難いですが、非常に魅力的な作品でした。
好きな自分も嫌いな自分も名前を付けて保存する。その一覧に価値がある。
何かしらのプレッシャーに包まれた時期、そうだったのかぁ。十色十人、続編を読んでみたいです。
登場人物の展開に期待!
もっと見る