想像するだけでゾクゾクするような結末だけが無機的に書かれています。読者に白紙の部分を残してくれた作り方が最高でした。ここから新たに始まるホラーがあらわれそうな気すらしました。
(長編執筆中につきただいま低浮上です。2025.03) ミステリーとホラーが好きです。「十角館の殺人」を前情報無しで読んで打ちひしがれた、幸せな読者です。 基…
最高。こういうのが!読みたかったんです!理不尽な恐怖だけを永遠に摂取していたい。恐怖に解決も真実もないでしょう。
どのお話にも疑問や不思議があり、読後に消化不良の恐怖が残る面白さがあります。最後まで解けない謎がより一層この怪談をリアルなお話にしていると思いました。ホラー好きさんにとてもおすすめの作品です。
短い文章でここまでとてつもなく恐ろしいものを書ける才能、センス、ここに至るまでの努力が凄まじい。それもまた恐怖である。
ホラーの美点は「怖いところ」で、難点も「怖いところ」。前者はゾッとする、日常を掻き乱し、引っくり返すような恐怖。後者は不安、喪失、後悔、絶望、負の感情を呼び起こす恐怖。第三者視点のラストシー…続きを読む
もっと見る