第19話
俺とアンはまたエックス研究所に向かう。
受付でアレックスという人物に会いたいと伝えた。 アレックスという名はふたりいる。
俺は機械のことを知っているほうと伝えた。
数分経って、ボサボサ頭の白衣姿の男性が階段を下りてくる。
「えーと。 君らは…」 アレックスは疑いのまなざしを向ける。
「ぼくらはライターといったところです。」
来る前に作った名刺を渡す。
アレックスは受けとるなり、タブレットにうちこむ。
検索をされても大丈夫なように工作員が偽のデータを作ってくれた。
データを見てから、名刺を返す。
「よーく、分かった。 どこから情報を」
「それは匿名希望で教えてもらっていますので、教えられません。」 アンはニコッと笑う。
アレックスは女性に弱いのか、たじろいで答えた。
「そ、そうか。 案内しよう。」
アレックスは案内する。
もの得意げに話す。 ここに働いているのが誇らしげな様子だ。
彼はドアの前に停まる。
「ここは特別なところだ。 オフレコでお願いする。 撮影も禁止だ。」
俺たちが来たときは探さなかった場所だ。
彼は小型のタブレットをかざす。
ドアはあく。
下へと続いていく。
壁は白く、歩く音しかしない。
さっき入った場所からは音を遮断しているようだ。
アンは涼しげな顔だ。 俺は不気味さを感じていた。
「あなただけがここを通るのですか?」 アンは質問した。
「いいえ。 他の人も通るんですが、今日はたまたま自分だけなんです。 初めて来る人は不気味に感じるようですね。」
「なるほど。 知ってるのは何名ほどでしょう。」
「研究所で知っているのは数名だ。 はたして、どこから情報がもれたのか不思議だよ。」
話しているうちに部屋についたようだ。
円形の部屋で真ん中に機械が置かれている。
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