第99話テツオ邸②
ここは自分の家だ。
自由に闊歩する権利がある。
だが完成以来、未だに足を踏み入れてない部屋は多い。
そんな中、今回お部屋探訪でお邪魔する場所は、二階にある服飾製作室になります。
ここに住む女性達が、俺を喜ばす為だけの服や下着を作る部屋。
言うなれば、彼女達の大事な仕事現場です。
この家で、ついつい覗き見しちゃう部屋だよねランキング第三位である聖域へ、今、颯爽とイン!
ちょっと、ドキドキしちゃうね。
メルロスは、エルフ族に伝わる裁縫技術を女性達に師事し、俺がイメージしたデザインを再現していく。
女子高生の制服や、キャミソールなどの部屋着はここで作られた。
素材はサルサーレで買った物以外に、モンスターからのドロップ品も多い。
例えば、ゴルジュスパイダーの成虫から採れる糸は強靭で、網タイツとして採用出来る。
その幼虫から採れる糸は、極上の絹を作り出し、上質な滑らかさと柔らかさはまさに夢心地の手触りだ。
これらは、市場には一切出回っていない素材な為、正に独占と言ってもいい。
この世界には、凶悪な動植物、魔獣など存在するが、それらがドロップする素材は、そのまま人間の役に立つ者が多い。
この部屋と、糸や布など素材の保管場所である倉庫とは地下で繋がっているので、アクセスしやすくなっている。
現在、夜十時過ぎ。
この部屋に女性の気配を感じたので、まだ仕事をしているのであれば、一つ注意をせねばならん。
俺は、クラブ・アマンダ以外に、深夜まで働く事を禁止している。
彼女達はあくまでここで心のケアをしているのだから。
フォン…………
静かな音と共に真っ白な自動扉が開くと、目に飛び込んできたのは、半裸になった女性達のあられもない姿だった。
どうやら、出来上がった下着の仕上がりを、風呂で身体を綺麗にしてから、試着しにきたという流れらしい。
これは、仕事と捉えるべきか、ご褒美と捉えるべきか、悩ましいところである。
幸い、服屋の様に陳列棚が三列並び、俺の姿はうまく隠されていた。
出来上がった服は、この棚に予備も含めて五十人分掛けられている。
女子高生の制服が複数バージョン、エステティシャン風ミニスカワンピース、ニットワンピ等、前世の記憶を頼りに色々作ってもらった。
というのも、メルロスからどういった服が好みか聞かれたからだ。
さて、彼女達の前に俺がこのまま姿を現したら、どんな反応をするか。
早速、突撃したいと思います。
「おい!いつまで起きてるんだ?」
「きゃっ!」
「あ、ご主人様……」
フローリングに正座する下着姿の女性四人が、突然現れた俺の登場に驚く。
ツルツルした上品な光沢あるサテン生地の下着に、同じくテカテカした網タイツを合わせ、反則級のエロさを醸し出している。
下着姿の正座は素晴らしい……
髪の色と同じ色に揃えた下着。キュッと伸ばされた太もも。押し潰され逃げ場を失う尻肉。自動発生する上目使いと、ただそこに佇む谷間とくびれ。
保存…………だ!
「いらっしゃいませ、ご主人様」
「ちょうどフィッティングしたところでした」
「如何でしょうか?」
全員が立ち上がり、膝を曲げたり、腕を上げたりして、ポージングを取り出した。
俺へのアピールだろうが、これはいただけない。
お世辞にも上手いとは言えないセクシーポーズは、白々しくなってしまう。
見てるこっちが恥ずかしくなってくるし、全くもって唆らない。
大方、知識の乏しいメルロスが仕込んだのだろう。
つい、視線を逸らしてしまいそうになったが、…………いや、ちょっ待てよ。
この四人の硬い笑顔、ほんのり赤い頬、ポージングのバリエーションの少なさ、これはこれで、健気でいいんじゃあないか?
ダサい素人感の中には、エロがしっかりと存在している!
ダサエロ、ずっとそこに居たんだね……?
「あの…………テツオ様?」
「あ、ああ、すまんすまん、見惚れ過ぎて気を失っていたようだ」
「ふふふ…………」
「勿体ないお言葉ありがとうございます」
「えっと、つまり俺に、下着の最終審査をして欲しい、と言う事だな?」
「あ、はい、そうです」
「ご主人様に気に入っていただく衣類を作る事が、私達の仕事でございます」
「それは違うぞ。
下着は、綺麗なお前達をより美しくする手段、媒体に過ぎない。
お前達は、これからいい服を着て、美味い物を食べ、楽しく暮らせばいいんだ」
「私達はこれ以上無い程に、いい生活を送らせていただいてます」
「ただ、恐れながら申し上げますと、与えられてばかりでは、心苦しく思う事もあるのです」
「私も……そうです。
皆、ご主人様に恩返しがしたい。
身も心も捧げたいのです」
「いけませんプリメーラ。
ご主人様は、世界平和の為に尽力し、日々お疲れなのです。
私達から寵愛を求めるのは、許される事ではありません」
「セフィーロの言ってる事は……」
「私は……!」
「…………!」
何故か、口論が始まった。
それにしても、この俺への崇拝ぶりはもはや魅了を超えている。
これは、グレモリーの異性を虜にする
少し抑えておく必要があるな。
四人はエロい下着姿のまま真剣に話し合っている。
なんだこの状況、興奮してくるな。
「セフィーロ、いいんだよ。
プリメーラもよく言ってくれた。
時間も遅いし、今からすぐ下着審査に入ろう。
多少厳しくなるやもしれんぞ…………大丈夫か?」
「はい!よろしくお願いします!」
四人が息をぴったり合わせて返事をすると、ガウン姿のテツオがゆっくりと近付いていく。
左からキャロル(15)、次にデミオ(16)、プリメーラ(17)、セフィーロ(18)と年齢順に並ばせる。
これは、身長とスタイル順でもあり、身長145センチのキャロルがSSサイズ、150センチのデミオがS、155のプリメーラがM、160のセフィーロがLと、この四人が服のサイズの基準となっている。
まず一番年上のセフィーロから攻める。
年上を陥落させてしまえば、それに釣られて他の三人も落としやすくなるだろう。
髪の色と同じ紫の下着を身に付けたセフィーロの後ろに周り込み、首筋の匂いを嗅ぐと、ふわりとハーブの官能的な香りが漂う。
次に、ブラジャー越しに胸を揉み、感触を確かめていく。
程良い肉付きで、十分大人の身体だ。
カップはE程あるか?
「ふむ、いい揉み心地だ。
ブラジャーは硬過ぎず、柔らか過ぎず、肌の見え方も良い。秀逸な出来栄えだ」
「…………んっ、ありがとう……ございます」
やはり、感じやすいな。
この中で一番敏感そうだと思っていたんだよね。
読み通りだ。
他の三人も、この状況を見せられれば、自ずと反応せざるを得まい。
「さて次は、と」
ブラの隙間に手を滑り込ませ、乳首の形を確かめるように指で弾く。
セフィーロの細い肩がふるふると震え、膝から崩れ落ちそうになるので、そこで手を抜いた。
「うん、素材は締め付け過ぎず、伸び過ぎず、ちょうどいいな」
「はぁっ…………あ、ありがとうございます」
下着合格の可否は、俺が気にいるかどうか。
実際に触って確かめる必要がある。
他の三人は真っ直ぐピンと立って、従順なペットの様に身動き一つせず、順番を待っている。
その三人の顔から、緊張、不安、期待、羞恥、好奇、憧憬、不満が読み取れた。
これは、【魅了】【洗脳】等の【精神魔法】で、一度でも虜にした女性の精神状態を読み取る事が出来る、悪魔グレモリーの
【読心術】までとはいかないが、女心の分からない俺には、とても役に立つ
尚、グレモリーを使役する契約者には、女性に対して強力な魅了効果を齎す
俺の【魅了】魔法が強いのは、グレモリーを使役していたからだった。
上位悪魔なだけはあった様だ。
次にデミオとプリメーラの間に立ち、先程と同じく、ブラジャー越しに胸を揉んで、手を滑り込ませる。
左手はデミオのDカップ、右手はプリメーラのCカップを揉んでいる訳だが、肉量で言えば同じくらいの大きさだ。
デミオの黄色い下着からは、ウッディで濃く甘い香りが、プリメーラの緑色の下着からは、グリーンフローラルな甘く強い香りが、俺の鼻腔を刺激してくる。
——精油。アロマオイルか。
なかなかに趣向を凝らしてある。
嗅いでいるとムラムラと興奮してくるな。
気付くと、デミオとプリメーラが喘ぎ声に近い熱い吐息を漏らし、俺の身体に必死にしがみ付いていた。
おっと、手が汗ばむくらいおっぱいを揉みまくっていたようだ。
手を抜くや否や、二人はその場でへたり込んでしまった。
「よーし!二人のブラも問題なーし!」
「あ、ありがとうございました…………」
最後に残ったオレンジ色の下着を着けたキャロルと目が合うと、怯えた様に二、三歩後退る。
逃げられるのはちょっとショックだな。
「怖いのか?」
「あ、いえ!お願い致します!」
キャロルはそう言うと、全身をピンと伸ばして目を閉じた。
四人の身体は、一年ずつの歳の差が一目で分かるようになっている。
セフィーロの大人びた身体から、プリメーラ、デミオと身体のサイズが徐々に小さくなっていき、少し幼さの残る身体がキャロルとなる。
順番なので、キャロルの胸をマッサージし始めた。
はち切れんばかりのデミオのはつらつボディと違い、キャロルは肋骨が浮き出る程の細い胸板に、こじんまりとしたBカップの膨らみがあり、犯罪臭がぷんぷんだ。
ぷにぷにと掻き集めた肉を手の平で捏ね、小さな突起を指で優しく撫でる。
ほのかにバニラに似た甘い香りがしてきた。
「〜〜っ…………!」
声にならない声がキャロルの唇から漏れる。
どうやら、刺激が強すぎたらしい。
「よし、ブラは全員合格だ。
次はパンツ審査に入る。
全員、座って脚を広げるんだ」
自分で指示しておいて何だが、何だこの光景は…………
体育座りする美女が両手で太腿を引っ張り開脚している。
そして……、
「パンツも全員合格だ」
「え?触らないんですか?」
「ふっ、触らなくても分かる。
お前達、自分の股をよく見てみろ」
今回、パンツ製作において重要視したのは、優しい肌触りは当然として、少しの濡れ具合でも敏感に察知できる吸水性にある。
四人は自らのパンティへ割れ目に沿って、しっかり縦一文字を刻んでいた。
それを見た彼女達は、恥ずかしさのあまり股を閉じてしまう。
可愛い奴らめ。
なんか、さっきから無性にムラムラくるな。
アロマのいい香りに気分が昂揚してくる。
…………媚香?
「お前ら、もしかして…………?」
四人が互いに視線を合わせると、ふらつく俺へ飛びつく様に抱き付き、絡み合い、唇を奪い合う。
下着から漂う四種類のアロマが交わって、強力な媚香となり、俺の欲情を鷲掴みにしたのだ。
先程の口論が頭をよぎった。
「プリメーラの言ってる事は辻褄が合ってませんわ」
「私はただ下着を付けただけです!」
「ですが、それは同意したという事でしょう?」
ああ、つまり、媚香付き下着についての口論だったのか。
今夜、俺が来るかどうか、俺に会えるかどうか定かではないのに、俺を誘惑する為、下着を付けていた彼女達。
アロマ如きの弱々しい状態異常など、決して効きはしないのだが、ここは彼女達に免じて落ちたふりをしてやろう。
順番に身体を引き寄せ、抱きしめる。
【魅了】など一切使わずとも、それだけで彼女達は蕩けてしまい、放心状態になった。
アロマは彼女達にもすっかり効いていたようだ。
「望み通りめちゃくちゃにしてやろう」
強烈な圧を込めた俺の一言は、彼女達の身体の奥底に響き渡り、未だ刺激されたことの無い奥底を、筆舌尽くし難いほど締め付け揺さぶり続けた。
【転移】
巨大なベッドに投げ込まれた四人は、テツオのそそり立つマッサージ器に目を奪われ、完全に理性が吹き飛び、発情してしまっている。
この息の荒さは以前、大浴場で発情した女性達と同じ状態だ。
当時はまだマッサージするつもりじゃなかったから戸惑ってしまったが、今夜はヤル気マンマンである。
さぁ、夜宴の始まりぞ。
ベッドに大の字で仰向けになり、キャロルとキスをし、プリメーラ、デミオに胸をマッサージさせ、セフィーロに下半身をマッサージさせる。
俺への快感の与え方を優しく指導しながら、右回りでポジションチェンジしていく。
俺を中心に、【魔法】で上下に浮遊し回転していく女四人は、さながらメリーゴーランドに似ている。
ハーレムゴーラウンドと名付けよう。
可愛い顔が次々と回転に応じて目の前に現れる。
綺麗な身体を左右の手で弄る。
性感帯に様々な快感が入り乱れる。
これは天国か?
二回転、三回転と回る毎に、徐々にぎこちなさが薄れ、手際が良くなり、技量が上がっていく。
不規則でばらついた単調な淫音も、徐々にリズミカルで卑猥な淫音に変わった。
これはたまらんな。
「うはぁ、気持ちいいぃ。
もう入れたくなってきたなぁ。
ほらほら、全員横になって」
室内の明るい照明の元、仰向けになった四人の下着姿が照らされる。
まるでティーン向けファッション誌のJKモデルが枕営業しているシチュエーションに見えなくもない。
突発的な妄想は、大事な興奮材料である。
「さぁ、私に入れてもらうのを股を開いて待ちなさい」
全員が腰を浮かし、両手を添えて股を全開にして、俺の次の行動を期待と共に待つ。
テツオホームで製作された衣服全ては、俺の魔力とリンクしている。
つまり、俺の気分次第でいつだろうがどこだろうが好きな服に着せ替え可能、着脱自由自在なのだ。
【魔力】を込めると、ブラジャーとパンティの中心部の布が消えた。
穴開きのブラとパンティからは、乳首と割れ目が丸見えになり、下腹部には処女を証明する紋章が浮かび上っている。
嗅覚、触覚、聴覚に加え、視覚が満たされていく。
もう我慢出来ない!
「入れてほしいか?」
トロトロに溢れるセフィーロの割れ目に、マッサージ器を上下にスライドして擦り付け、クチュクチュと音を立てる。
焦らしに焦らす。
「あふっ、お願いし」
「ほらっ、ご褒美だっ!」
ズボッ!
「あ…………かっ……」
マッサージ器を一気にぶち込まれ、快感の衝撃にセフィーロは上半身を限界まで仰け反らした。
俺からは顔が見えず、ピンと立った突起と大きな乳房だけが見える。
セフィーロの下腹部から処女印が消えた。
その女の初めてをいただけるというのは、男にとって最高に名誉な事だ。
ファーストキスから処女貫通の流れは、決して軽々しく扱ってはいけない大切な行為である。
痛みを与えた後、すぐに【回復】させるのは紳士の嗜み。
とてもない淫力を持った今では、マッサージ器をいちいち【強化】する必要は無い。
挿入したまま動かずとも、人間の女ならばそれだけで軽くイかせれる。
奥まで突けば、相手はすぐに絶頂を迎えるだろう。
逆に【魔法】で淫力を抑え、手加減する必要があるくらいだ。
と言っても、自分自身の快感を自在に操れるので、欲求不満になる事は無い。
セフィーロをギュッと抱きしめ、奥まで捻り込むと、あっという間にイかせてしまった。
紫の髪を撫で、左へ移動。
目を閉じて股を開いて待つ黄色髪のデミオを同じく一突きでイかせ、更に左に移動。
二人の経過をずっと羨ましそうに見て待っていた緑髪プリメーラもまた一突きでイかせ、左へ移動。
最後に、少し震えているキャロルを抱きしめて一突きでイかせる。
四連続一撃KO。
たった数秒で四人の初体験をいただいてしまった。
消えゆく処女印を見ながら、ジレンマに陥る。
俺すごい事してない?
こんな事して本当にいいのか?
仄かな罪悪感から逃げる様に、ぐったり横たわる女達に背を向け、ベッドから脚を下ろして項垂れた。
俺の理性とは裏腹に、マッサージ器はビキビキに熱り立ち、早く放出させてくれと言わんばかりに凶悪な脈動を刻み続けている。
せっかく早漏の悩みから解放されたのに、次はこの淫力の強さに悩まされるとは。
ふいに、柔らかい感触が押し当てられた。
顔を上げ、鏡を見ると、蕩けた顔をしたプリメーラが、身体を密着させ懇願してくる。
「ご主人様ぁ、続きいいですかぁ?」
俺の強化されたマッサージ器を味わった女は、淫紋を付与せずとも媚薬が効いた様に身体が熱くなり、俺を求めてくるのだ。そういう仕様なんで仕方ない。
こうなったら責任を持ってとことんヤるしかないぞ。
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