第100話テツオ邸③

 媚香が効いてるせいか、俺がエロいせいか、四人の美女を前に欲情はとどまることを知らない。

 並外れた精力のお陰で、賢者タイムとは無縁となり、マッサージ器はバキバキに硬いままである。

 どこまでやれるのか、試してみたいところだが、さて…………


 緑髪が綺麗なプリメーラを浮かばせ、自由を奪ったまま速やかに座位でマッサージ。

 器具を馴染ませる様に壁に擦り続ける。

 それはもう執拗に、執拗に。


「んんくぅ、はぁ、はぁ」


 プリメーラは快感に耐えながら、潤んだ瞳で俺を見つめている。

 そう言えばこいつら四人の顔、よく見てなかったな。

 三十五人全員美女には間違いないが、当然ながら一人一人には個性がある。


 人差し指で顎をくいっと上げ、プリメーラをじっくりと眺めた。

 軽くカールした髪を後ろで緩く縛り、何本かの前髪を垂らしている。

 濃い睫毛にちょっと垂れた細い琥珀色の瞳は、特にぷっくりした涙袋がエロく、この魅力的な目に見つめられると、男なら誰でも勘違いしてしまいそうだ。

 ぷりんと膨らんだ唇に、少し開き気味の小さな口は、キスを求めてるんじゃないかと、男の想像力を掻き立てる。

 唇にしゃぶりつきながら、少しスピードを上げてピストンマッサージを開始。

 突く度に、カールした前髪とCカップがふわふわと揺れる。


「エロい顔してるな」


「ぃやぁ……それ褒め……言葉、ですか?……ぅんっ」


「そうだ、もっとそのエロい顔見せてくれ」


「あん、やぁん、やだぁ、私、そんな子じゃ、無ぃんん……やんやんっ」


 反応が可愛いから、意地悪したくなってくる。


「じゃあ、これで終わりにするか?」


「あぁん!ご主人様の……いぢわるぅ」


「おしゃべりだな。これでもまだ喋れるかな?」


「あっ、ああっ!」


 予定調和のやり取りに興奮度マックス。

 先端を舐めながら、激しく突きまくった。

 ドチュッドチュッ、ズプッズプッと二人の淫音だけが寝室に鳴り響く。

 快楽の波に耐える為か、俺の体にしがみ付く力が次第と強くなっていく。

 それもほんの束の間だった。

 徐々に彼女の身体から力が抜けていき、首はカクカクと揺れ、腕もダラリと垂れ下がる。

 無抵抗になったプリメーラのあそこへ、乱暴に下半身を打ち付けまくった。

 だらしなく空いた口からは俺に注がれた唾液を垂らし、目は虚ろで焦点が合っていない。

 完全に快感の虜となった蕩けた顔を見て、ハッと我に帰る。

 まずい、これ以上やると壊れてしまう!


「出すぞっ」


 マッサージ液が勢いよくびゅるびゅるとプリメーラの中へ大量に発射された。

 何もマッサージ器だけが快感を与える訳では無い。

 大量放出された液体は魔法でコーティングされ、まるで意思を持った炭酸の様に体内で弾けまくる。とてつもない怒涛の快感にプリメーラの身体が激しく震動した。


「あっ!ああーーっ!」


 まさに追い討ち。

 またやり過ぎてしまった。

 恐らく気絶するだろう女の尻を、両手でしっかり掴み、発射の余韻に浸っていると、プリメーラの目が薄らと開く。


「んあっ、はぁ、はぁ」


「お?この絶頂の衝撃で気絶しなかったのか?」


 快感を操る#淫魔__サキュバス__#の感覚がなんとなくだが、掴めたような気がした。

 凄まじい淫力であっても、上手くコントロールさえすれば、無闇に気絶させなくて済むのだ。

 どうせ抱くなら女達にも、最高の快感に浸らせてやりたいものである。


「プリメーラよく聞け。すぐ動いてはいけない。少し休むんだ」


 余韻で未だ痙攣しているプリメーラの上気したおでこにキスをし、マッサージ器を抜こうとすると、震えた手が俺の腕に触れた。


「どうした?」


「し…………」


 死?


「幸せ……でした。こんな気持ち……とても、あたたかい…………」


 そう言い残して、彼女は眠りについた。

 まさに気絶するかしないかギリギリのフィニッシュ。

 会心の一発でありました!


 気分が良くなってきた。

 もちろんこの程度で、下半身の昂まりは一向に収まる気配は無い。


 ベッドで寝ている三人の中から、黄色い髪をしたデミオを選択。

 両足を掴み、股を大きくガバッと開き、割れ目にマッサージ器の先っちょをクニクニと擦らせる。

 さぁ、第二ラウンドを始めよう。


「あ、私、寝ちゃって……あうっ!」


 目覚めて三秒で合体。

 プリメーラより5センチ低い150センチの身体が、ビックリして硬直する。


「ほら、力を抜いて」


「あ、ああっ」


 そう言いつつも、構わず正常位でマッサージし続ける。

 足の爪先までピンと力が入り、その初々しさにムラムラして腰が止まらない。

 長めの前髪が強めのピストンで額から流れ落ち、くりっとした大きく青い瞳が覗いた。

 小さな顔に細い顎、ピンク色の薄い唇、少し高い鼻。

 典型的なバランスのとれた美少女とはこんな顔かもしれない。


 可愛い。


 ここまで接近して、初めてその可愛いさに気付くなんて。

 黄色髪、150センチ、Dカップという少ない情報のみで評価を終わらせ、下着やマッサージばかりに集中し過ぎたせいだ。

 思わず彼女の口内に舌をねじ込む。

 この子を俺のモノにしたいという征服欲が刺激されたからだろう。

 しかし、お互いキスに慣れてないせいか、上手くいかない。

 俺の舌が空回りするばかりで、デミオはどうしたらいいのか分からないみたいだ。


「舌の動きに合わせて、舌を絡ませて」


「あ、かっ……、あぐっ」


 駄目だ。思えばキスの練習なぞした事がない。

 いや、練習ってするものなのか?

 圧倒的に経験が足りないだけだ。

 いつもマッサージに夢中で、今だってキスしようにも、デミオはピストンマッサージの衝撃から耐える事に精一杯で、俺の声が届いて無さそうな気がする。


 ピストンマッサージを一旦止めよう。先ずはキスからだ。


「聞こえるか?」


「あ、…………はい。でも、頭チカチカして」


 確かに目の焦点が合ってなさそうだ。

 不安にならない様に、出来るだけ優しく丁寧にキスをする。

 まだぎこちないが、舌を絡ませるタイミングが合ってきた様な……

 それが嬉しくなってくる。

 これが心の繋がり、なのか?

 キスをしながら下半身をゆっくり迫り上げると、さもそれが当然かの様にマッサージ器がデミオの中に吸い込まれていった。

 両手を繋ぎ、寄せられ揺れる胸を眺めながらピストンをゆっくりと早めていく。

 ふと、デミオの目から涙が流れ落ちる。


「どうした?」


「いえ、こんなに大事に扱って……いただけるだなんて……嬉しくて……」


 え?

 ちょいとキスしただけなんですが?

 こんな効果覿面なの?


 とはいえ、まだ二人待たせているし、そろそろフィニッシュといこうか。

 背中に手を回して起き上がらせ、俺は仰向けに倒れ、騎乗位で下から突き上げる。

 うはぁ、気持ちいいっ!腰止まんねっ!


(お、奥まで来るっ!息出来なっ)


「どうだ?気持ちいいだろう?」


(お腹掻き回され……頭真っ白にな……駄目、壊れちゃ……うぅ)


「舌絡めながらイクぞ」


「んん————っ!!」


 キスによる魅了とマッサージ器の快感、更に全身抱き締められた抱擁感のトリプルコンボが決定的となり、デミオは涙を流しながら絶叫し、絶頂に達した。

 それを見たテツオは、液体に付与してある刺激魔力を回復魔力に切り替え、中にたっぷりと放出。

 なるべく奥へと注ぎ込みたい衝動に駆られるのは本能からなのか、下半身を力強く押し込んだ。

 デミオの身体がビクンビクンと激しく痙攣している。…………またやり過ぎてしまったか?


「デミオ、大丈夫か?」


「しゅごしゅぎりゅぅぅ…………しあわしぇぇ」


「デミ…………オ?」


 デミオが薄らと目を開け、微かに微笑むと眠りにつく様に気絶していった。

 その寝顔はとても幸せそうだった。


 幸せ……?


 自分勝手にヤッてるだけなのに?

 魅了効きすぎ問題だな、こりゃ。

 これならもうどんなプレイでも受け入れてくれそうじゃないか?


 ふと横を見ると、セフィーロとキャロルが顔を赤らめて、こちらを興味津々で見ていた事に気付く。

 俺のマッサージ器に目が釘付けになっているではないか。

 ここまで凝視されると流石に恥ずかしい気もするが、これからの事を考えるとより硬くなるというもの。


「きゃっ!」


 魔力でセフィーロとキャロルの身体を移動させ、鏡面と化した窓へ後ろ向きに両手をつかせる。

 160センチのセフィーロ。

 髪色よりも少し薄い紫色の半月目、ウェーブがかったロングヘアに、長い手足と均整のとれた引き締まったモデル体型、Eカップ美乳と、ここに住む女性達の中でも上位に入る美女の部類だ。

 145センチのキャロル。

 かなり華奢で贅肉が全くなく、薄っすらと肋骨が浮かび上がる綺麗な痩身は、その筋の人間には垂涎モノの体型だろう。

 オレンジ色の長髪を二つ縛りに纏めてあり、うなじや首の細さにムラムラとしてしまう。

 長く濃い睫毛にぱっちりした少し垂れ気味な緑色の瞳は愛らしく、小さな口とちょこんとした鼻が殊更ロリ顔を強調している。


 このギャップのある女二人の尻を掴み、我がマッサージ器をほぼ同時に挿入した。

 そう、ほぼ同時だ。

 セフィーロに挿れて抜いた瞬間、キャロルの背後に瞬間移動して挿れて抜く。

 時間を操作し極力までタイムラグを少なくして、二人へ後背位でピストンマッサージを繰り返した。

 鏡面となった窓の眼前一部分にワイプモニターを差し込み、進行形のプレイ映像を眺めると、まるで俺が二人いる様にしか見えない。


 なんなんだ、この分身の術は。

 そして、くっ、気持ちいい。


 セフィーロの天然締め付け吸引膣と、キャロルのキツキツ窮屈ロリ内、二人分の快感が同時に我がマッサージ器へと伝わってくる。


 二人同時プレイの背徳感!鏡に映るエロい顔、ハモる喘ぎ声が唆る!

 うおお、持っていかれそうだ。

 最低にしていた淫力レベル、上げざるを得ない!


「あぁぁん、ご主人様ぁ」

「気持ちいいー、気持ちいいよぉー」


 おっと、まだ喋る余裕があるかね?

 お待ちかね、淫力レベル2だ!


「ッ!」

「あぅっ!」


 レベル2となれば、肉棒は長さや硬度、耐久度が増し、更に可動域も増え自在に動かせるようになる為、ピストン毎にヒットポイントを変える事が出来る。

 それにより、女性達一人一人の一番感じるスポットに辿り着けるのだ!

 それはまるで、生きたバイブの如し。


 高揚してきた。

 プリメーラとデミオを無理矢理起こして横に並べ、四人まとめてピストンマッサージしまくった。

 なんて画だッ!

 四人が同時に俺に抱かれているッ!

 マッサージ器に混ざって広がる四人分の快感ッ!

 くっ、イきそうだ。


「出るッ!中にいっぱい出すぞッ!奥で受け止めろッ!」


 四連大放出。

 彼女達は絶叫と共にベッドへと崩れ落ち、気絶した。


「ピピ、酒だーッ!酒持ってこーいッ!」


「タダイマー!」


 ベッドに腰掛けると、たちまちピピと名付けた妖精が、冷えた酒の入った小瓶を持ってふわふわ飛んでくる。

 それを受け取り、一気に飲み干す。

 これが事後に於ける一種のルーティンとなっていた。


「彼女達を介抱してくれ」


「ハイハーイ!」


 これを他の女性達に頼むと、連鎖的にマッサージしなくてはならなくなる。

 ならば、使い魔などに任せればよい。


 透明に戻した窓から、空を眺め一息つく。

 今夜はいい天気だ。デカス山上空に広がる星空はとても綺麗で、月も大きく輝いていた。

 その向こうに一際明るい月が青白い光を放っている。


 …………は?月が二個?


「ピピ、この世界には月が幾つあるんだ?」


「つきッテ何ダー?」


「夜空に浮いている大きい球体だ。アレだよ、アレ」


 空を指差してピピに尋ねてみるが、よく分からないらしい。

 まぁ、異世界の仕組みはまだまだよく分かってないんだが。


 夜空を眺めながら、昔見た月はどんな月だっただろうか、しばらく思い出そうとしたが、結局何も思い出せなかった。

 でも、全然気にならなくなっている自分に気付く。

 今の生活に慣れてきたのかも知れない。

 それは、喜ぶべきなのか悲しむべきなのか。


 それにしても、気持ち良かったなぁ。

 三十五人並べてマッサージしたらどんな快感を体験できるのか?

 いやいや、どうなってるんだ俺の欲望は!

 女性はもっと大事に扱わなきゃ、だよな。


 メリーズ制覇まで残り…………26人。

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