23話 勇者召喚2
「はーい、ホームルーム始めますよー。号令かけてねー」
茶髪ロングの美女、澪達と同じく大人気な
「一時間目から進路についての授業があるので何て聞かれても答えられるようにしておいてねー。澪ちゃんと日葵ちゃんはプリント持ってくるの手伝ってー」
毎日のように手伝いをお願いする先生に微笑みをうかべながら先生の後をついていく。
「そういえば澪ちゃん今日予定があるんだったね。今日の放課後も手伝ってほしかったんだけど残念ねー」
「すみません。手伝いたいとは思っているんですが予定が前々から予定が入ってまして……」
「いいよいいよー。その代わり日葵ちゃんにはいっぱい働いてもらうからー」
嘘でしょ!?と日葵が驚いた顔で先生を見るが笑顔で「お願いね?」と言われてしまい、「澪がいればよかったのに」と呟いていた。
「はいこれ、結構あるから気を付けてねー。私も後から持ってくからよろしくねー」
「待ちますよ先生」
「そうですか?なら待っててください。すぐ終わるからー」
そう言って職員室に戻っていく。2分後にやけに重そうなバックを持って出てくる。
「なんでバックを持ってるんですか?」
「一時間目が終了したらそのまま合コン行ってくるからだよー」
先生の仕事はいいの!?と思ってしまうが先生には言っても無駄かと諦める。
話しているうちに教室につき、プリントを配って授業を始める。
「ホームルームで聞いた通り進路についての授業を始めるよー。まずは澪ちゃん、将来はどうしたい?」
いきなりの無茶ぶり。しかも何になりたいではなくどうしたいと言う質問だ。
「今日会う幼なじみと結婚ですかね?」
そう答えると女子からは黄色い声が、男子からは「その幼なじみってやつ誰だよ」とか「つけていってどんなやつかみてやろうぜ」などの呪詛が乗っていそうな声、羨み、嫉妬、妬みなどの声が聞こえる。
「そうですかー。私もその幼なじみの人に会ってみたいですねー」
先生が口に出した途端、教室が白黒になる。教室内は大混乱だ。その混乱とは別に澪はこれがどういうものなのか理解していた。
まさか異世界転移の前触れ。それも集団転移のやつ。
澪は自分のバックに日葵と先生のバックを押し込み、混乱している教室内を動き日葵と先生の腕を掴んで引き寄せる。
そして周りが白黒から真っ白に変わった。この日を境に集団転移した者達に関する記憶がこの世界から消えた。
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