24話 勇者召喚3
「ここは?」
真っ白な空間に澪達はいた。いたと言っても腕を掴んだ先生と日葵だけだが。
「お久しぶりです。ミオさん」
「なんで私だけでなかったんですか?」
「王国の馬鹿が予定よりも早く、しかも大量に魔力と生け贄を使ったためです。本当は生け贄は必要ではありませんが早くなってしまったのはレンさんが使ったスキルの力を見て魔王と勘違いしたせいです」
話している内容が日葵と先生には分かっておらず戸惑っている。
「そ、それより他の生徒はどこにいるんですか?」
先生はいつもののんびりとした口調ではなく敬語に変わってしまうほど緊張してしまっている。日葵と同じように澪の腕を掴みながらだ。
「他の生徒は神見習いの元にいますよ。あなた達がいるのは澪さんが腕を掴んでいたから一緒にここへ来たのです。言い忘れてましたが私は転生神のミラクリスといいます」
「なぜ澪が神様のところに呼ばれたんですか?」
日葵が緊張しながら話しかける。
「もともと今日の夜頃に転移するはずだったんです。そして転移した人は先程までいた世界の人々から記憶が失われます。戻ることはできません」
「そ、そんな」
「なんで澪だけなんですか?」
「もともと澪さんはあなた達がいた世界の人ではなく今から行く世界から転生した人なんです」
「それでも澪ちゃんは澪ちゃんです。転生したとしてもそれは変わりません」
日葵と先生は澪を掴んでいる腕を強く抱き締める。
「信頼してもらえる人が出来てよかったですね」
ほんとにありがたいことだ。
「話を変えますが他の人たちはすでに天使からスキルとその天使の加護をもらって転移できる状態です。今からここにいる澪さん達には私から加護と職業、スキルを与えます。その際に他の神からも加護をもらえる可能性があるので転移後にステータスと唱えて見てください」
「選べるんですか?」
「はい。日葵さんと未来さんには澪さんのそばでサポートしてもらいたいので選んでもらいます。澪さんはレンさんと早く会いたいようなので出来れば早く選んでもらえると助かります。ですが一応この空間は時を止めておりますのでゆっくりで大丈夫です。スキルは10個までです。あちらにあるタブレットて選んでください」
そういわれ澪達は少し離れた場所にあるタブレットのに書いてある中から職業とスキルを選んでいく。その時に澪は断罪者、日葵は暗殺者、先生は剣聖を選んだ。
小一時間後にスキルを選び終えてミラクリスの前へと戻った。
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