第48話

「ごめんなさい、アナ。でもどうしても確かめたくて」



結論から言うと、この毒を仕込んだのはレイス王子で間違いがないことと…


レイス王子がその毒をどこで入手したかについて話した



「この毒は、私に耐性のない物でした。ですがレイス王子がその毒に耐性が無いことを知っているはずはない。偶然使った可能性はありますがこの毒草は入手困難な場所にある」



「それは人の手で触れることのできない場所…とかか?」



「あら、察しがいいのね。えぇそうよ。騎獣か鳥じゃなければ届かない海に切り立った断崖絶壁の先にある…そしてそこを管理していた人物は一人だけ」



「…俺の裏切り者が関係しているのか?」

レオンが唯一裏切られた身内といっていい部下がいた。


その者はティナの目に触れぬ前にレオンが見つけ追っていた男だった



「…残念だけどそうみたいね」



「あのくず男は今はどうでもいいわ。ティナ、それでこの者の処分はどうするつもり?」



アナスタシアはレイス王子をぎろりと睨む




「私もいろいろ考えたのですが、目の届くところにいてもらった方がいい。例えば、アナの婿養子になる…とか」



「はぁっ!?」



私とアナスタシア以外の全員がそう叫んだ



アナスタシアはどこか納得していて



「なるほど、私の尻に敷かれて飼い殺し…中々いい処分ですわね」



「…こえぇよお前たちの一族は皆性格ゆがんでるのか」



「…王族は皆さんこうですよ」






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る