第47話
「それにしたって…」
「ユノ王子に聞きます。ティナを本気で愛していますか?」
「なっ!?今!?あの儀式の時お前に言ったじゃねえか!」
「あの時は私達しかいませんでしたし、皆がいる前で答えてください」
「あ、愛してるに決まってるだろう。俺はティナが好きだ」
「ユノ…」
熱を帯びて見つめあっている私達を見てアナスタシアは優しく微笑んだ
「ふふっ、仲睦まじいことはいいことですわ。」
アナスタシアが片手をあげるとその会議に参加していなかったもう一人の王子が連れてこられた
「あ、おい離せ!俺を誰だと思って」
「ふふっ威勢だけは健在のようで安心しましたわ。レイス王子?」
「お、お前はアナスタシア!?何でこんなところにいるんだ!!」
「そんなこと答える必要がありまして?それよりも貴方は自身の身を案じた方がいい。私は寛容なのですぐに殺したりは致しませんが」
この女のどこが寛容なのか…と皆は心の中で突っ込んだ
「さて、一番の被害者であるティナに処分を決めてもらいましょうか。前の時は怒りに身を任せて処刑を命じてしまいましたが今回の処分は彼女にお任せします。あぁもちろん処分されるのでしたら私が直々にやって差し上げますわ。可愛いティナの手をこれ以上下種の血で汚すことは許せませんので」
…ティナに任せるといったが処刑となればレイスはアナスタシアが処刑することで決まっているらしい
「…そうですわね。今回死ぬかと思ったことは何度かありましたね。数日前私の朝食に毒を盛ったのは貴方の指示ですか?」
「俺がした証拠でもあるのか?」
「ザクに傷をつけた毒の種類が似ていたのが気になりましたので、自分で傷をつけて毒を比べてみました。あぁもちろん解毒薬を用意したうえでやりましたのでそこは安心してください」
「ティナ何してんだよ!」
ギョッとするユノに対してアナスタシアはいたって冷静に見えたが
「今の発言は、流石にダメよティナ。いくら解毒剤があったとしても自分を傷つけるべきじゃない」
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