第14話
「これからどうしましょうか」
「いくらここで結界を張って籠城しててもいつかは破られるでしょうし、何より今の私は足手まといでしょうから、私を守りながらの戦闘はできませんね」
さっきの剣捌きは虚勢だったようですぐに顔色が悪くなるのが分かる
「お嬢さんの為なら命だって…」
「命を軽く扱ってはいけません、貴方だけの体ではもうないのです」
彼女は式神を見つめ…
「仕方ありません。レオンを呼びましょう。ゲホッ彼ならきっと…ゲホッ、ゲホッ」
お嬢さんは咳き込みながらその場にうずくまる…
「お嬢さん!!」
お嬢さんは虚ろな目をしていて手には血を吐き出していた
「れ…おん」
お嬢さんの意識が途絶える前の最後の力で式神を飛ばした
「お嬢さん!!?しっかりしてください!!」
ガタ…
背後で物音がするとお嬢さんをベッドへ寝かせ振り向いた
「こういう時位空気を呼んでくれませんかねぇ?」
俺はため息交じりにそうつぶやく
「…その女を渡してもらおうか?」
「…断る」
そう言い放ち部屋で戦闘が始まった
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