第11話

「じゃあ、この階のベットメイキングと部屋の掃除をまずしてね」

「うん!」


返事をしてその部屋に入るとドゥワも同じく部屋に入ってくる。そうして様々な仕事を一々に教えてくれた。


「・・・・・・ふう、ありがとうドゥワ。だいたいわかったわ」


ベットのシーツを敷き替えて、花瓶の水を取り替えて、棚の上の埃をはいて床に落ちたごみを捨てる。それだけで終わりだからとても簡単。


「君はこれくらいでいいから、君はかわいいから接客は任せられないよ」

「か、かわいくなんか」

「いや、かわいいから」


ドゥワは私の頭を撫でたけど自然と嫌ではなかった。じゃあ他の階もお願いね、と言われ返事をする。


他の二人に接客は任されたみたいですべての仕事が終わって、一番下の食堂に下りるとせわしなく働いていた。二人はどうしたわけかあたふたしている。仕事の仕方がわからないようだ。


ついぼーとして二人を見ていると、私に気が付いたドゥワが近くに寄ってきた。


「二人にはあまり指示はしてないんだ」

「え、ちょっと困ってるみたいだから・・・・・・」

「いやだよ」


助けてあげてと言おうとする前に断られてしまった。


「めんどくさいもん」

「めんどうくさいって・・・・・・」


大変そうだけど客たちに対応する二人に近寄ることができない。


「それよりも、ちょっとでかけない?」


出かけることになってしまった。



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