WEBで小説を書いている人なら心当たりがあるような内容が書いてあるエッセイです。もちろん全てが共感できるわけではないと思いますがWEB小説家なら是非読んで欲しい内容です。
カクヨムで書き手として活動していたら、どんな方でも必ずあるであろうモヤモヤを自分目線で語っていらっしゃいます。大いに共感することもあり、私は違うかなと思うこともあり、それでも楽しく読めたのは、押しつけがましくないからかなと。 カクヨム活動のスタンスだったり、そこで感じたことは、別に誰かと議論を必要とするものでもないと私も思います。作者さんが作者さんとして感じたこと、それを素直に書き綴ったところが、最大のおすすめポイントです。
私も『読んでもらったのに悲しくなった』出来事があり、もやもやした気持ちで検索をかけて読みました。まるで自分の言葉を代弁しているかのような言葉の数々に共感し、読み終わる頃には愚痴を聴いてもらったかのようなスッキリとした気持ちになりました。書き手なら、大なり小なり共感出来るものがあると思います。タイトル通りの気持ちになったときに読んでもらいたいエッセイです。
ああ、作家さんも生きた人間なんだなあととにかく思い知らされました。自分も書くクセにね(笑)ネットの海はもう少し寛容でもいいのに……。このエッセイを読んだ人から、少しずつ優しさの輪が広がっていけばいいなと思います。
通りすがりのひとの言動に、ふと悲しくなることがある。もうちょっと気にしてくれたらいいのに、私だって人間なのに。でもそれを、あえて言うことはほとんどない。それが小さなことだと、私にも判っているのだから。「それでも」と私は言いたい。この話に「残酷」のレイティングをつけた意味を知ってほしい。その声に耳を傾けてみようと思う、書き手と読み手のかたにお勧め。8読/8完?にてレビュー。
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