3
弦は口と目、そして耳だけは塞ぐ事は無かったが、指一本動かす事の出来ない状況で、手に持っていたはずの玉はいつの間にか
じわりじわりと
しかし、
「神そのものだなんて、ありえない。そんな嘘を信じると思っているの?
「ふむ、貴様は私を人間だと思っているんだな。人間から生まれたから人間と。まぁ、凡人はそう思っても仕方がないか。残念だったな、私は神仏降しと神仏殺しとして神仏に選ばれてしまった存在なんだよ」
「私が凡人ですって?! 偉そうに!」
「知っているか? 人間や眷属ではない動物は決して神仏の領域に立ち入ることはできないようになっている。例え眷属従えになっても人間という枠の中に居る限り無理だ。何故なら人の
左耳元で
「おしいな、半分は当たっているが違う」
「まさか死んでいるからとかじゃないでしょうね」
「折角おしいと言ってやったのに遠ざかったぞ、それは不正解だ。死しても消滅しない限り人間には人間としての
「器……。だから
呟いた
「ただし、何もない器では駄目なんだ。器だけであれば人形でも何でもいい話になるだろう? そこが
「人じゃない……」
「そう、人の形をして人として生きているが人じゃない妙な生き物が私だ。ちなみに寿命もない、何故かは知らんが二十五歳まで成長したら止まるそうだ。ま、我儘で勝手な連中が作ったんだ、そう言うことにしておこうって思い立ってそうしたんだろ。
小さく途切れ途切れに、楽し気に笑う
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