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夜になり、トモカヅキを連れて
一体どうやって侵入するんだろうとトモカヅキが見ていると、
「み、
「何を言っている、人の家にお邪魔するならばまず呼び鈴を鳴らすのが常識だろう。相手が非常識な馬鹿であるからと言って、こちら側も礼儀を欠いていいと思うのは大きな間違いだぞ」
そんなトモカヅキの様子を口角を上げてずる賢く笑い見た
「
「そうか、だが折角遠いところ足を運んできたのだ。少し取り次いでみてはくれないか、
「
暫くすれば屋敷の中や庭、湖から木の仮面をつけた木偶が現れ、さらにその集団の中には
「丁重に、か。中々礼儀を知らない連中だな。わざわざ訪ねてきた客を追い払おうなどと。なぁ、
半分ほど閉じた瞳を門扉の横にある茂みに移し、
ぞわりぞわりと揺れ動きながら前進し、無数の小さな光が現れ、月明かりに照らされて見えたのは狐の姿をした
そして
「今日は喰い放題だと聞いたが」
「酒は有るのだろうのぉ」
「流石は
「左様、酒は無いが香木と雑霊雑神霊力を好きなだけ喰うて良いと聞いとります」
「おぉ、世に言うバイキングというやつですな」
「それはいい、一度行ってみたかったのだが我は人成る実体をもっておらぬゆえ行けずにいたのだ」
「わしもじゃ、楽しみじゃのぉ」
様々な言葉が飛び交っているが何処か軽い感じがして、まるで宴にでも来ているような気配。
先ほどまでの闇に隠れ重々しい空気を出していた者達とは思えない会話が聞こえてくる。
しかしトモカヅキは和やかに話している者達が放つ神気に気圧され、息苦しく両手を胸に持ってきて握りしめた。
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