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「払わないのですか? 先ほどの状態であればこの
「それに意味は有るのか?」
つまらない事を聞いてくると言わんばかりに瞳を流して言う
普通ならば自分のようなアヤカシモノは人に仇する存在として理由も何も聞かれないまま排除されるのが常であり、仲間内でも人間という存在にはくれぐれも気を付ける様にと言われている。
自分がアヤカシモノであることに気付き、体との違和感に呆然としている絶好の機会。
人間であればこの好機を逃さず払うか消滅させるかのどちらかの選択肢しかないだろうに
「意味というものは常に
「人間がどうであるかはしらんが、私にその権利はないだろう。人を殺めるために存在している者が人を殺めるのは当然の事だ。その者の中にはそれが
「では、貴女は殺人を許すと言うのですか」
「許す許さないと言うレベルの問題じゃないだろう。トモカヅキという物を例にとるなら、お前たちは人を誘い、人を喰うのが仕事であり義務であると
トモカヅキには
そんな様子が楽しいと言わんばかりに微笑んだ
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