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香の梱包方法から発送の手順、荷物の出し方など事細かに教え、大丈夫だと言う
「興味が全てを飲み込んでいるのだろうな。通常の人間であるならば其れは好ましい変化ではあるが、奴の場合は好ましいことではない。教える必要がなく、私が自分の仕事に専念できるのもまたいいことではあるが……。何時までもこのままというわけにはいかんな。さて、どうしたものか」
その風の流れに視線を向けた
「やってくるならちゃんと足を地に着けて来い。
腕を組み銀色の空気が渦を巻く空間を
「大丈夫よ、彼には単なる風としか映らないだろうし、彼の前で形作ることはしないから。多分」
全く悪びれる様子もなく言う
「機嫌悪いわね。でもこれを聞いたら少しは機嫌が良くなるかしら?」
「勿体ぶるのは良い、さっさとしろ」
「つまんないわね、まぁ良いわ。実はつい
「
「まぁね、もちろん私の相手になるような連中じゃなかったけど」
「ぶち壊したのか。しかしあれはしっかり核を壊さんと再生するだろう。
「
にっこり微笑んでいう
しばらく考え込んだ
「足を付けて行けと言ったのに、止めろと言えばわざとやる、面倒なやつだな」
それから数分後、今日の客が二人やってきて
扉を開けば畳に横たわって寝息を立てている
風になっていない普通の体を踏まれた
「踏んづけていくことないでしょ。待っていてあげたんだから声をかければいいじゃない」
「寝て待っている奴にかけてやる言葉などない。
「良い情報を持ってきて上げたのにそれは酷くない? って、もしかして
「国造りの神の眷属もいた方が良いだろう。今は
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