お腹を満たして
ヘルシーな食事を終えてあなたは安らいだ気持ちを急に荒立たせる気分にはならず食後の余韻に浸ることにしました。
「もう少し休もうか」
あなたは言いました。
「おう」
ボイの掛け声で村の中を歩き始めました。
「こちらには服が売っていてよ」
「あちらにはスペースが有ってよ」
ドゥーニャが先頭を歩き道案内をしてくれました。
「にしても詳しいよな、やっぱり何かあったか?」
「……」
「別に離したくないならいいんじゃないんですか?」
マナはボイとドゥーニャの間に割って入りました。
「ま、そうだな。立ち止まってないで行こうぜ」
「……いえ、別に隠すようなことではなくってよ」
ドゥーニャはとつとつと話し出しました。
今まで高貴な育ちを装ってきたものの田舎の育ち、しかも、生まれも育ちもスリブシの村だったこと。
詳しいのは生活してきたからということ。トーカさんとも知り合いだったこと。などを話しました。
「そうか、ま、分かってたけどな」
「そうですね。だいたい分かりますよ」
「……!」
ドゥーニャは目を大きく見開きました。
「いいじゃねぇか俺みたいに街で暮らしてもこんなんなるやつだっているんだしな」
「そうですよ」
「そうであってね」
「おいおい、もうちょっとフォローが欲しいぜ。なあ」
「ハハハ」
「フフフ」
「ウフフフフ」
「おい! ひどくないか!」
草木が揺れるほどの風が吹きあなた達は立ち止まりました。
「そろそろ行くのであって」
あなた達は森に向かってあるき出しました。
捜し物再開。
「お腹を満たせば」へ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894917063/episodes/1177354054895741425
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