仕事は終わるまで続ける主義です

「いや、まだ手がかりすら見つかってないんだ。ここで辞めることはできない」

 あなたはパーティメンバーに自分の意志を伝えた。

「はー」

 仲間達は息ピッタリといった様子で三人同時に行きを吐き出した。

「分かってたよ。お前が真面目だってことは」

 ボイは笑いながら言った。

「ワタクシもまだ体力はあるってよ」

 ドゥーニャも口角を上げて答えた。

「皆で探せばあと少しで見つかるはずですよ」

 セムは両手でガッツポーズをして笑顔を向けてきた。

 あなたの日頃の行いのおかげで仲間達はあなたと共に捜し物を探し続けた。


 1時間、2時間、3時間……。

 時間ばかりが過ぎ去るのみで空腹はとうに通り過ぎていた。

「…………」

 先程から誰も一言も発していない。

「ガサガサ」

 無理が祟り草むらの中に誰かが倒れたようだ。

「ガサガサ」

「ガサガサ」

 他の二人も倒れてしまったらしい。

 あなたも意識が朦朧としはじめ体が言う事を聞かなくなり体がゆらゆらと揺れだした。

「ガサガサ。ドサッ」

 とうとうあなたも地面に倒れ込んでしまい口の中に土の感覚を味わいながら意識が遠のく事を意識できるようなできないような精神の中で少しずつ少しずつ体感覚を喪失していきました。


目を覚まさない。

「このままを続けていたい」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894917063/episodes/1177354054895639949


































目を覚ます。

「たとえ暗闇でも諦めるのはまだ早い」へ

https://kakuyomu.jp/works/1177354054894917063/episodes/1177354054895640226

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る