第124話 ↑からの↓

宅配便で水が届いた。防災用品と一緒にする、保存期間の長いヤツ。緊急避難袋の中のと入れ換える用。

地震で避難したことはないが、備えあれば憂いなし。

その実際は、自分の趣味を集めているようなもの。

十徳ナイフかサバイバルナイフか悩み、車からの脱出用ハンマーは欲しかったが車無いんじゃと諦め、アルミのブランケットは必須かなとポチる。

リュックの中身はそんな感じ。

水が来たなら、缶パンもじきに来る。

今日のお昼は、去年リュックに入れた缶パンにしようか。保存食の乾パンじゃないとこがすごいよね。

そしてデジタルグッズの確認。スマホサイズの、LEDライト付きソーラーバッテリー。昔は懐中電灯に電池だったのを思うと、日進月歩。これは普段も使うんで、リュックには入れない。代わりに一回り小さい、先代のソーラーとケーブルを、動作確認がてらタブレットにつないでみてから、ぽいと放り込む。

あとは暇潰しに本を。

厭きない本といえば辞書なんだが、重い。

あー、これなんかならと、少し大きめの本を手にした途端、景色が…。

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