第122話 午後の部

さぁ、始まりました、午後の部が。

三番手までの選手がスタート地点に集まる。

「オレの勇姿、しっかり撮っといてよー」

山本が目の前をガーッと滑って行った。

選手撮る役じゃないんですけど。回る範囲も大きくなって、進行表の選手と、その応援するグループがいる場所を探すの大変なんですけど。

お、ウチの営業所の連中は、オーリーとスラロームの間ぐらいにいるわ。あっちのベンチに立てば、いい塩梅になるかな。

午前と同じく、スタート前に選手紹介。

「パパぁー!頑張ってー!」

家族はあそこか。小走りで移動。

選手もフレームインさせるときは連写で。カッコイイお父さんと、カワイイお嬢ちゃんと、上手く撮れたかな。何かいい感じのが混ざるのを期待。

液晶を確認しつつ、次の選手は山本だから目当てのベンチへと急ぐ。

「よし、いい位置だ」

カメラを構えたところで、スタートのホイッスルが鳴った。来た来たー

山本のオーリーぐらいから、シャッターを押す。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る