第121話 昼休み

本部テントで弁当食べて、また高木にカメラを渡される。弁当まで用意されてちゃ、逃げられない。

「メモリー変えた?」

「変えた。よろしく!」

「はいはい」

「あ、熱中症とか気を付けて」

天気予報は今日一日曇りがち。確かに油断しそう。

さて、コースの設営も手伝ってくるか。

コースはすり鉢一周で、まず段差があって、ジャンプ、スラローム、最後に何か技って流れ。

「お疲れーっす」

スケボーに乗った山本。

「テンション高くない?」

「賞品狙ってるからー」

北営業所からは午前一人、午後三人、張り切って参加してる。山本は午後参加。

設営の手伝いにはスケボー仲間が色々噛んで、ルールやコースの工夫をしている。

例えばスラローム部分の三角コーンの数とか間隔。

スケボーやらない人間じゃ、組合のスタッフでも分からないしね。

「ジャンプとかさ、自信ある?」

「ジャンプじゃなくて、オーリーって言うんだよ」

「へぇ、オーリーね」

「こうっ!」

その場で飛び上がる。

「おおー」

「応援ヨロ!」

そう言って、多分練習しに離れていった。

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