第111話 休み明け

さてGW明け、身支度して出勤だ。

ペットボトルの回収日だから、ゴミ出しして、駐輪場へ。

ウチの会社はBtoBの運送業。一般向けの配送が無いので、ほとんどカレンダー通りの休み。とはいえ、一部サービス業の顧客があるので、何人かは交代で出ている。

自転車で20分ほど、都市高速の高架を一つ潜ると、会社の駐車場が見えてくる。その反対側に事務所の建屋がある。

「おはようございます!」

「おはようございまーす」

「ざーっす!」

「おはようございます」

自転車を止め、事務所へ入る。

「おはようございます、所長」

「お、おはよう。GW、どこか行ったか?」

ええ、異世界へちょっと。

「いやー、見事な寝正月ならぬ、寝GWですよぉ」

誰も信じやしないでしょ。

ロッカーへカバンを入れ、ジャケットを羽織る。

「おはようございまーす。あ、どっか行きました?」

「おはよう。行ってないよ。何かいい夢は見たけど」

「え、どんな?」

「イケメン多数な」

「あはは、何ですかソレ。あ、これ、お土産です」

「ああ、後でみんなで頂こうね」

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