第95話 王子様達はお帰りに

王子様達は大満足なご様子。

「では、これを」

帰り際にバンゴーに渡された舟は、きれいに直っていた。

「ありがとう!」

セヴリップは大事そうに受け取って抱える。

さて、ここからは別行動。

「一緒には帰れないけど、気を付けてね」

近衛のお兄さん達に声をかけ、これからエーリーズと、ガンバロウの所へ向かう。


自転車で10分ぐらいか、バンゴーの工房から割りと近い。

ドアの前に立ち、ノッカーでノックする。

少し間があり、ドアが開いた。

「…あ」

「調子はどう?」

ガンバロウ本人が出たので、尋ねてみる。少し気まずそうに「はい」とだけ、答えた。

中に入れてもらう。

「あ!」

「あら」

引き籠ってると聞いていた、プロディがいた。

「あ、あの」

「詫び入れて、来てもらってやす」

「そうなんだ」

特に突っ込まなかったら、ガンバロウの方から話し始めた。

ナントから川の水の話を聞いたこと。

プロディの所へ行って、暴れたことを謝ったこと。

それから二人で名前を作っていること。

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