第94話 作って欲しい物
さらっと描いた絵で、さらっと説明。
「知ってる範囲なんで、こんなとこ」
社内イベントのイラスト描くのに、ググって調べた程度のこと。
「合板には向いてる木があるんだけど、ここでそこまでは分からないし」
「竹で作りましょう。節抜きの竹ひごを圧着すれば」
「素材としては、それでいいか」
「厚みについては強度など、試して決めます」
ちょっとした物を作って欲しくても、それを示す言葉はない。だから描く。
バンゴーは「面白そうな物」だと言った。
「細長いのと、ホームベース?とりあえず二つで」
「OKOK、それで結構よ」
楽しそうに笑いながら、忙しくなるのを喜んでいるようだ。
「じゃあ戻るから」
「お帰りの頃には、舟を持って行きます」
「お願いします」
部屋から出て、工房へ向かう。
工房では二人の王子が何やら動かしている。
グラインダーかな?
「あっ!おばちゃん!これね、削るんだって!」
やっぱグラインダーか。ふーん、足踏み式ね。で、適当に何か削らせてもらってるのか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます