第71話 国の交際

国がお金を出す公共事業は大きい。動く金が多ければ、動く人も多くなる。経済が回る。

「貸した金から、この国の職人を雇ってもらって技術指導」

後々メンテナンスが出来ないと困る。

労働者まで送り込み、メンテナンスまで商売にしてる国もあるが、それをやっちゃうと反感を買う。

「教育や指導を入れると時間かかるけども、お互い両得になるんだよ」

しばらく黙って聞いていた王様。

「借りねばならぬほど貧しいと思うのか、と怒りそうだが…」

「外交は早く頭の回る、弁の立つ人をやって。借金が出来るのも信用があるからだと言わせて」

殿下の顔がはてな?になった。

「借りて返せる。それも信用」

現金主義でカードを持たない人が、家のローンを組もうとして、断られたという話がある。借りて返したという前歴が一切無いため、信用が証明されなかったとかいう笑い話。

「国と国が契約を結んで、お金のやり取りするんだから、利益になるとこ前面に出して」

国益優先、イニシアチブ握って誘導、感情で国政させるんじゃない。

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