概要
この世に魔法はない。でも奇跡ならある。とってもとっても小さいものだけど
わたしの名前は高路君江。
野球をやるのが好きな、とっても気の小さな小学五年生だ。
ある日、親友の海子とキャッチボールをしていると、突然あらわれた一人の小さな女の子。その女の子のせいで、わたしたちは男子たちと野球の勝負をすることになってしまう。
後日、学校の屋上で再会した女の子は、わたしにこういう。
「野球チーム作るから、入れ」、と。
我儘、横暴、暴力的で、自分をボスと呼ばせるその女の子に巻き込まれ、チーム作りに協力することになったわたし。
果たしてどうなってしまうのか。
野球をやるのが好きな、とっても気の小さな小学五年生だ。
ある日、親友の海子とキャッチボールをしていると、突然あらわれた一人の小さな女の子。その女の子のせいで、わたしたちは男子たちと野球の勝負をすることになってしまう。
後日、学校の屋上で再会した女の子は、わたしにこういう。
「野球チーム作るから、入れ」、と。
我儘、横暴、暴力的で、自分をボスと呼ばせるその女の子に巻き込まれ、チーム作りに協力することになったわたし。
果たしてどうなってしまうのか。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!これは「理不尽>救済」という不等式だ!でも…
この作品を含め、かつた様のいくつか作品を拝読して感じたことなんですが、
①意表を突く設定で読者の心をわし掴みにするオープニング
②痛快、愉快なエピソードで読者を引き込み、
③中盤で"不安"がでてきて、それが徐々に"不穏"に替わり、
④終盤で訪れる絶対的な"理不尽"
⑤そして"救済"のエンディング
①~⑤の流れのクオリティーがとても高いと感じます。
普通は「救済>理不尽」=ハッピーエンドになるところが、かつた様の場合「理不尽>救済」という不等式になることが多いと感じます。それゆえ読後感はとても切ないです。
でも少ないとはいえ「救済」はあります。その少ないゆえに崇高できらきら輝く「救済」を…続きを読む